三協建設株式会社

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土地や外構費用のことをどこまで考えていますか?

2018.9.12
お金・設計・仕様

家づくり・・・というと、まずは

「どんな家の間取りにしようか~」

「どんな家のデザインにしようか~」

「どこの住宅会社の家が好みかな~」

な~んて、家のことばかりに

気をとられがちではないでしょうか?

 

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ 堀内です。

でも、忘れないでください。

家って建物だけでは、成り立ちません。

家だけではなく、土地や外構費用のことも

考慮していますか?

 

家づくりにおいて、

・どのような土地を選べばいいか?

・外構工事にどれくらい予算をとるべきか?

というのは、実は、あなたが建てたいと思っている家が

どんな家なのか?によって異なってくるものです。

 

例えば、あなたが太陽光発電をたくさん載せつつ、

自然エネルギー(光・風・熱など)を活かし、

環境にも家計にもやさしい家を建てたいと願うなら、

日当たりの良さをしっかりと確保しつつ、

同時にプライバシーもしっかり確保出来るような土地を購入すべきです。

 

となると、南側に道路のある土地がベストなのですが、

その場合であれば、南に駐車場を取り、

さらにプライバシー確保のためのゆとりが生まれるぐらいの

広さがある土地が最も理想的となってきます。

 

あるいは、南側に道路がなくても

日当たりがしっかり確保できそうなぐらい

広々とした土地が理想的となってきます。

 

つまり、いわゆるパッシブ設計と言われている

“自然の力を最大限に利用すること”をコンセプトにした設計や、

太陽光発電をたくさん搭載するような家にしたいと考えた場合、

「立地(日当たり)が良いこと」

「土地が広いこと」

が、条件になってきます。

それが、市街地の中だったりする場合は

さらにその分、土地の購入費用が、

それなりに高くなることを

まず覚悟していただく必要があります。

 

また、太陽の熱を上手く利用するようにした場合、

直射光を室内に採りこむことを前提とした間取りとなることから、

外に向かってと~ってもオープンな家になります。

せっかくの直射光をカーテンで遮断しないためには、

それなりに外構工事に予算をとるようにしなくては、

そのコンセプトが全く活かされないことになるということも

しっかり覚えておいていただく必要があります。

 

ってコトはつまり、

それらを想定した資金計画をしなくてはいけない

ということになってきますね。

 

もちろん家自体の価格も高くなるし、

それを活かすために土地代も外構費用も高くなる

ということをふまえた資金計画ということです。

 

そういった家は、

太陽光発電の売電による収入を見込んでいるから

大丈夫!・・・・なのでしょうか。

 

例えば、土地代を抑えようと

立地条件を妥協した場合は

どうなるでしょう。

太陽光発電の効率が落ち、

想定していたよりも売電による収入が低くなってしまった・・・とか。

例えば、外構費用を抑えたら、

カーテンを閉めっぱなしにするハメになってしまって

薄暗くて、風通しが悪くて、プライバシー性が低くなってしまった・・・とか。

いくら家自体に費用をかけていても、

暮らしにくい家、住み心地のよくない家、コストのかかる家になってしまって

なんのためにパッシブ設計にしたのか分からなくなってしまう

可能性もあるのです。

 

同じようにローコストビルダーで家を建てる場合にも、

土地代や外構工事に、

それなりに予算を組んでおくようにしなくてはいけません。

 

なぜなら、ローコストな建て方をした場合、

多くの場合、リビングをはじめ各部屋は全て南に面するように配置し

大きな窓をつくる、そして水回りは北にまとめ、

いかにも水回りがありますよと言わんばかりの小窓をつくる・・・

こういったプランを敷地に合わせて少し変えた程度の間取りがほとんどです。

 

しかしこれだけでは、まずプライバシーが低い家になってしまいますよね。

なんといっても周囲から丸見えですから。

なので、カーテンを閉めてそれを遮断するようになってしまいます。

そして、家の中が薄暗くなり、風が全く通らなくなります。

防犯性も良くないですよね。

どこがどんな部屋なのかが外部から

一目瞭然で分かってしまうわけですから。

 

ですから、それなりに高い土地(好条件な土地)を購入し、

かつ外構工事にも余分にコストをかけることが必要になってくるのです。

そうすることで、住み始めてからの

暮らしやすさを向上させることが出来るようになります。

(ローコスト住宅は、そもそも家のデザイン性を

外構工事で余分に装飾することで、補っているという役割もあるような・・・)

 

ハウスメーカーの家も、実はこれと全く同じことが言えるのです。

このローコスト住宅の間取りって

とっても一般的な間取りに思われるのですが、

それは、ハウスメーカーが普及させた間取りとも言えるのですから。

ここまでご紹介させていただいたような家

(パッシブ設計な家やローコスト住宅の家やハウスメーカーの家)を、

もしあなたが希望されるなら、

家自体の予算の他に、

・土地代にしっかり予算をとること

(できれば、そのエリアで最も高額な土地(好条件な土地)が理想)

・外構工事の費用をしっかり確保すること

(土地の坪数×最低でも3万円以上)

この2点を考慮した上で、

資金計画&家づくり計画をしていただければ、と思います。

 

家は建物だけでは、成り立たないってことを決してお忘れなく!

では、また。

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