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ミニマリストやシンプルな暮らしを求める人が増えた理由

2018.10.15
お金・設計・仕様

ミニマリストと呼ばれる人たちや

シンプルな暮らしを求める人たちが

こんなにも増えてきたのは

なぜなのでしょうか。

 

こんにちは。三協建設 堀内です。

私自身は、ミニマリストではありませんし

それを目指しているわけでもありませんが、

提唱されている考え方自体は

理解できる部分も多いと感じています。

 

私たちの親やもっと上の世代は、

モノが乏しかった時代を経験しているからこそ、

特に物質が豊富にあることが

幸せの象徴であると

感じる人が多かったのではないでしょうか。

高度成長期には

どんどん購入し、消費することで、

経済も成長していっていました。

 

しかし、今や物質は溢れています。

 

高級品から、普及品まで。

最新モデルから、型落ちモデルまで。

新品から、中古まで。

 

さらに情報までもが溢れています。

 

一昔前なら、専門書で調べていたような

情報が今は手元のスマートフォンであっという間に

手に入ります。

 

また、情報の質も多種多様となってきました。

専門家が論文を元にまとめた情報も、

一般の人が何かのサイトを見てまとめた情報も。

世の中には、大量の情報が出回っています。

 

玉石混在の多くの情報の中から

自分にとって本当に必要な情報を取り出すということは

逆に難しくなっているのかもしれないとさえ思います。

 

さて、今、私たちを取り巻く環境は

自分たちの親たちの時代と比べて、

本当に豊かになっているのでしょうか。

物質や情報が多いことは、

そのまま幸せにつながっているのでしょうか。

 

高度成長期のような

経済成長が望めるわけでもありません。

収入が年齢と共に右肩上がりで上がることが

保証されているわけではありません。

終身雇用が保証されているわけではありません。

社会保障制度はどうでしょう。

私たちが年金を受給するころには

社会情勢は一体どうなっているのでしょうか。

 

iDeCoをはじめとした各種制度が整備され、

普及してきたのは、それだけ

将来への不安を抱える人が増えている証なのでは

ないでしょうか。

 

こうした、不安が根底にあるからこそ

表面的な物質の豊富さだけに左右されず

過剰なモノや情報の中から

本当に自分に必要なものだけを

見極めていきたいと思う人が

増えてきたのではないでしょうか。

 

選択することは

労力を伴います。

選択肢が多いというのは一見すると

嬉しいことでもありますが、

知らず知らずのうちに

自分自身を消耗させている可能性もあります。

 

 

例えば、週末のショッピングセンターは

ウィンドーショッピングを楽しむ家族で

にぎわっています。

買い物袋をたくさん持った人、

ただ目的もなくぶらぶらしている人、

たくさんの人が行きかっています。

 

休日の娯楽として出かけたハズなのに

多すぎる情報に触れて

たくさんの人の波にもまれて

一日が終わるころにはなんだか疲れ切ってしまい、

結局何をしに行ったのか分からなくなってしまう・・・

という経験をしたことはありませんか?

 

 

例えば、バイキングスタイルの食事が

苦手という人もいます。

どの料理が一番美味しいかわからないし、

できるだけ多くの種類の料理を食べたくなってしまうので、

選ぶこと・より多く試すことに注力しすぎて

結局、「食事を味わう」という根本の部分が

薄まってしまうという側面もあるかもしれません。

 

それよりも、自分が今一番食べたいと思うものを

ゆっくり落ち着いて食べる方が「食事を味わえる」という

考え方もあるでしょう。

 

本当に自分に必要なものは何なのか?

 

選び取るのは労力を伴います。

 

でも、あらかじめ自分の頭でよーく考えて

選び取ったものだけに囲まれた暮らしなら

そこからさらに選ぶ必要はなくなるワケです。

 

 

家づくりにおいても同じコトが言えるかもしれません。

 

付け加えるのは簡単ですが、

そこにはコストもかかります。

さらに、自分の労力を費やす必要のある

選択肢を増やしているということも忘れてはいけません。

 

無駄なモノを省くというのは

コストを抑えるということ以外にも、

本当に自分に必要なものは何なのか?を

あらかじめ選び取っておき、

後の選択肢を減らすことによって

自分が本当に大切にしたいことに

注力できるようになるということでもあるのです。

 

ミニマリストでなくとも、

自分の基準をもって、

選び取っておくということは、

後々の暮らしを豊かにすることに

つながるのではないでしょうか。

 

では、また。

 

ミニマリストやシンプルな暮らしをしたいと考える人に

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