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家を建てた後の後悔

2018.11.28
お金・設計・仕様

家を建てた後に、

後悔する人って

けっこう多かったりするのです。

 

便利なハズの〇〇ルーム・〇〇部屋が

実際に使った期間はわずかで

あとは物置になってしまった・・・。

「〇〇部屋じゃなくて、〇〇部屋をつくればよかった」

「この〇〇部屋をもっと〇〇しておけばよかった」

という後悔。

 

思ったように片付かなくて

「収納をここにもっとつくっておけばよかった」

という後悔。

 

子どもたちが巣立ち、

自分たちも年齢を重ねて、

リフォームを考えるようになり、

「1階だけで生活ができるような

間取りにしておけばよかった」

という後悔。

 

この他にも

色々なパターンの後悔があると思います。

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

さて。

“後悔”って

一体、どんなものなのでしょう。

意味を調べてみると

「自分のしてしまったことを、

後になって失敗であったと悔やむこと」

とあります。

 

失敗であったと悔やむ・・・ということは

それを選んだ時にあなたがイメージしていた状態と

違う状況になっているということですよね。

 

それは、すなわち

それを選んだ時にあなたがイメージしていた

ライフスタイルから

変化しているということでもあります。

 

それを選んだ時に

あなたがイメージしていた時期。

たとえば、

「お子さんが個室を欲しいと言うであろう時期」を

イメージして、その時期にフォーカスをして

2階に子ども部屋を準備しておいたとします。

お子さんが中学生・高校生くらいの期間は、

イメージ通りの家だったのではないでしょうか?

 

あなたが

「家族の生活が最大値となる時期」に

フォーカスして家を建てたのなら、

その期間のその間取りはもちろん、

間違っていないと思いますし、

その期間のうちは後悔もないと思います。

 

ただ。

人間、ずーーっと同じ

ということはあり得ません。

子どもは少しずつ成長するし、

あなたは少しずつ老いていきます。

 

あなたの仕事の状況が変わるかもしれません。

休日の過ごし方も、

平日のタイムスケジュールも変わっていくかもしれません。

幼かった子どもも、

小・中・高校生と成長し

大学生になったらもしかしたら

家を出るかもしれません。

 

家は家族が暮らすスペースなので、

家族のその時々の

ライフスタイルの変化に合わせて

車を買い替えるように、

家も住み替えることができるなら

それもよいのかもしれません。

 

でも、それにはリスクが伴います。

圧倒的なコストも伴います。

ライフスタイルの変化に合わせた

住み替えが安心して行えるのは

現実的には、

ごくごく限られた一部の人になるのでは

ないでしょうか。

 

だから、多くの人が

「この家で一生暮らすのだから、

後悔をしたくない。

失敗をしたくない。」

という強い思いをもって、

家を建てると思います。

 

この「後悔をしたくない」という思いのフォーカスした先が

(お金のことも、その他の時期のことも忘れて)

「家族の生活が最大値となる時期」だった場合は、

その時期に「後悔しない」ための間取りとなります。

 

しかし。

家を建てる時にあなたがフォーカスしていた時期

以外の期間も実は、長くある

ということを忘れてはいけません。

 

どんな家を建てても、

暮らす人のライフスタイルの変化によって

不満というのは少なからず出てくるものです。

 

後悔されている方が多いのは、

家を建てる時にフォーカスしていた時期

以外の期間の生活について

具体的に“想定”していなかったからではないでしょうか?

 

あらかじめ、

「この時期の生活にはこんなデメリットがある」と

自覚した上で、選んだ家ならば

“自分のしてしまったことを、

後になって失敗であったと悔やむこと”は

少なくなるのではないでしょうか。

 

〇〇ルーム・〇〇部屋をつけ足してもいいと思います。

でも、あなたがフォーカスしているのは

メリットだけではありませんか?

比べているのは、〇〇ルームがない家と

〇〇ルームがある家ではありませんか?

 

〇〇ルームをつけ足すことで、生まれるコスト・

維持管理の手間・使わない期間の有無・

使わなくなった後のコト・・・

そういったデメリットを全て受け入れた上で、

それでもなお、要る!と判断したのなら、

果たして

“自分のしてしまったことを、

後になって失敗であったと悔やむ”

でしょうか?

 

そこに暮らす人の

ライフスタイルが変化する以上、

不満がでてくることは想定できます。

 

家を建てる時にフォーカスしていた時期

以外の期間の生活についても、

デメリットや対応策を考えた上で

自分はこれを選ぶんだ!という意志を持って

自分で選び取って決めたものなら、

後悔も少なくなるのではないでしょうか。

 

一般的に多いから・・

それを勧められたから・・

ないよりはあった方がよさそうだから・・

 

と、ライフスタイルが変化した際の

デメリットや対応策を考えないまま、

なんとなくで選んだものほど

後悔も多いような傾向がある気がします。

 

「ある」状態と「ない」状態を比べるのではなく、

「ある」ことによって、発生するメリットと

どんな場合でも必ずセットでついてくるデメリットを

比べるようにすることが

家を建てた後に、後悔しないために

しておかなくてはいけない準備です。

 

家って、あなたが「生涯にわたって」住むところだから。

フォーカスした一時期・・・

以外の期間の生活も考えることを

忘れないようにしてくださいね。

 

では、また。

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