三協建設株式会社

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大人になりたい?なりたくない?

2019.5.17
暮らしを考える

あなたは子どもの頃、

はやく大人になりたいと

思ったことはありますか?

 

先日、何かで「今は、

はやく大人になりたいと思う子どもは少ない」という

現状を伝えているのを目にしました。

“大人になると大変そう“と思う子どもが

多いようなのです。

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

“大人は大変”というイメージは

どこからきているのでしょう。

 

昭和の時代、右肩上がりで

経済が発展していった時代は

終身雇用制が一般的で、

将来のビジョンも明確で

頑張ったら、頑張った分だけ

成果が目に見えることも多かったでしょうし、

仕事人間と言われ、忙しく働いても、

それがやりがい・生きがいになっていたという

人も多かったのかもしれません。

 

 

モノがない時代から

たくさんのモノが手に入るようになった時代でもあり、

新しいモノ、たくさんのモノが

手に入ること=幸せという価値観が

根付いていきました。

 

そして、それが自分の力で叶えられる=大人

だったのかもしれません。

 

そして、その親から

たくさんのモノを与えられて育ってきた子どもたちが

大人になった平成の時代。

 

終身雇用制も崩れ、

雇用も不安定であることもあり、

将来のビジョンも昔に比べると

明確ではなくなってきました。

 

頑張ったら、頑張った分だけ

それに見合う報酬が

返ってくるわけでもありません。

人手不足、長時間労働など

様々な問題が山積みです。

 

今、子どもが見つめている大人の後ろ姿は

そんな社会の中で

疲れ切っている背中だったり。

不満が蓄積している様子だったり。

 

 

将来への不安を口にしている大人を見ていれば

たしかに大人になりたくない・・・と

感じてしまうかもしれませんね。

 

 

さらに、令和の時代はおそらく、

AI(人工知能)の進化により

多くの仕事がAIに置き換えられる時代に

なっていくことでしょう。

 

今ある仕事がAIに奪われていくとしたら

今ある仕事を受容しているだけでは

いずれ生き残れなくなっていく時代が

やってくるということです。

 

そのために、

「ゼロからイチを生み出せる力」を

「今ある状況から、自ら突破口を見つける力」を

養えるように、子ども自身が

自分で考えて行動することを経験させる。

そんな視点も必要になってくると思います。

 

 

でも、“大人になると大変そう“と思っている子どもに

「こんな大人になって欲しい」と望むだけではなく、

大人自身もそういった行動をしなくてはいけませんよね。

 

今までの当たり前によって

たくさんのコトやモノに捉われて

疲弊している大人の姿が

“大変そう”と思われているのであれば

それを見直すタイミングなのかもしれません。

 

今までの当たり前に捉われて

今あるモノの中からだけで、

選ぼうとしていないか?

 

今までのやり方に捉われて

時間をムダにしていないか?

 

そういったことを

自分自身に問いかけながら、

仕事においても、家の中においても

ワクワクする大人の後ろ姿を

子どもに見せていきたいですね。

 

 

子どもに“大人になると大変そう“ではなく

“大人になるって楽しそう”と思われるように。

 

では、また。

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