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快適な家づくりのために知っておきたい換気と気密

2020.8.24
お金・設計・仕様

この尋常でない暑さの中、自宅のエアコンが壊れ、

扇風機3台が大活躍しています・・・。

こんにちは。三協建設 堀内です。

急にリビングのエアコンが壊れてしまったので

大慌てでエアコンの情報収集をしていたのですが

その中で、昨今の状況を反映しているな~と

思ったことがあります。

 

それは、新型コロナウイルス対策でエアコンの

「換気機能」について注目が集まるようになった点です。

 

ほとんどのエアコンに換気機能はなく、

多くのエアコンは部屋の中の空気を吸い込んで、

その空気を冷たくしたり温かくしたりした後に

また部屋の中に戻しています。

 

つまり、多くはエアコンをつけているだけでは

空気の入れ替えはできないということですね。

 

そんな中で、換気機能がついたエアコンの売り上げが

伸びているとのことでした。

以前から一部の機種についていた機能のようですが

昨年まではそこまで注目は集めていなかったように思います。

 

今までは関心の薄かった「換気」という部分に

関心を持つ人がそれだけ増えたということですよね。

 

住宅の換気においては

✓今すでにある24時間換気システムを正しく使うこと

✓窓を開けて空気の通り道をつくること

✓キッチンの換気扇を活用すること などが大切です。

 

2003年7月より後に建築された建物であれば

換気口・24時間換気システムがついているはずなのですが

換気口を閉じたり、24時間換気システムのスイッチをオフにしてしまったり

していないか、一度確認してみてくださいね。

 

ところで、この24時間換気システムによる

計画的な換気が文字通り“計画通り”行われるには

他にも重要なことがあるんです。

 

それが「気密性能」です。

 

高気密住宅というと、

イメージ的に息苦しそう・・・と

思われる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが

気密をしっかりとることが

換気を効果的に行うためにはとても重要です。

 

新幹線や飛行機などは

窓は開いていないのに、

換気は確実に行われていますよね。

それは、高い気密性能により

計画的な換気が実施されているからです。

 

裏を返せば、気密がとれていない住宅では

計算的な換気が十分に効果を発揮できないということでもあります。

 

そんなことってあるの?と思われるかもしれませんね。

 

住宅における

断熱性能をはじめ、換気などのこういった計算は、

断熱材の施工状態が100%の状態で

なおかつC値がゼロ、すなわち隙間が全く空いていない

・・という「設定」での机上での計算です。

 

現場に立つ人間として見ると、

これって、現実にはあり得ないことです。

実際の施工状態が悪ければ、

いくら計算上は良くても、本来の効果は発揮できません。

 

じゃあ、どうやって確認したらいいんでしょう。

 

実際の施工状態を簡単に判断する方法として

気密測定のC値があります。

C値は計算値ではなく、実測値なので

現場で一件一件測定します。

まずは、このC値を測定してもらうことが

施工状態の一つの確認方法となるでしょう。

この数値を小さくする事はもちろん大事ですが

そればかりを過剰に考えることもなく、

1.0以下位を目指す気持ちで良いと思います。

 

換気方法も第一種換気、第三種換気、

換気システムも様々な商品があります。

必要最小限の機能のものから、

高機能・多機能なハイグレードのものまで。

 

どういったものを選んでいくのか?というのは

生涯においてつかってもいい住宅予算の中で

コストとのバランスを見ながら考えることをおすすめします。

 

そして、断熱、気密、換気の3つは

必ずセットで考えなければなりません。

 

そして大切なのは、これら3つが『予算の範囲内』で

『バランスがとれていて、本来の機能を発揮するコト』です。

 

断熱、気密、換気の3つのバランスをとり

間取りにも工夫を加えることによって

エアコン1台で快適に、新鮮な空気で過ごせる・・・

 

モデルハウスでリモートワーク中の私が

現在進行形で快適さを体感中です。

詳しくはこちら▼

テレワーク中に気づいたこと-1

テレワーク中に気づいたこと-2

 

本当に?と思われた方はぜひ

モデルハウスへいらしてくださいね。

 

では、また。

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