三協建設株式会社

ブログ

blog

図面でイメージする時の盲点

2022.12.23
お金・設計・仕様

最近は3Dパースで立体的な画像を見ていただきながら

プランの説明が出来るようになったので、

図面をプリントアウトして説明を行っていた頃に比べて、

お客さまもずいぶんと家のイメージを

掴みやすくなったと思います。

 

外観も360度どこからでも見ることが出来るし、

内観もそこに立っているような状態で見ることが出来るし、

光の入り方なども見てもらえますしね。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

家ができあがった時に

「あれ?なんか思っていたのと違う・・」

という状況に遭遇する確率が低くなってきたとはいえ、

この3Dパースにも盲点があるので、

今回はその点についてお伝えしていきたいと思います。

 

実は、3Dパースには、

実際はあるものなのに

表示されない部材というものが、いくつかあります。

これは、設計図の立面図にも表示されません。

 

・エアコンの室外機

・エアコンの配管

・水回りの換気扇

・給湯器

・雨樋

などです。

 

なので、3Dパースを見る時には、

これらが一体どこにあらわれるのか想像しながら、

注意深く外観を見なければいけません。

 

例えば、北向きの土地の場合、

一般的に水回りを北に並べて

配置することが多いのですが、

そうなれば、玄関と同じ面に

窓と共に換気扇がいくつもあらわれます。

 

そして、窓からの垂れジミとともに、

換気扇からのドス黒い汚れが

正面の壁に付着することになります。

 

また、水回りを北に配置すれば、

その近くに給湯器を置くことになるので、

家の正面に給湯器が出てくることも珍しくありません。

 

これらの結果、

家の顔ともいえる正面がごちゃごちゃしやすいのと共に、

これらの部材により家の正面が汚れやすくなるという現象も起きます。

 

間取りはとても大切なのですが、

かといって間取りばかりに夢中になって

外観をおろそかにしてしまうと、

このような残念な結果になってしまいます。

 

そして、これらに気づくのは

実際に家が出来上がってから・・ということも

めずらしくありません。

 

ですので、提案してもらっている設計図を見る時は、

エアコンや換気扇がどこにつくのか、

雨樋がどのようにつくのかまで

意識しながら見るようにしてください。

 

また、それと同時に、

部屋の窓から外がどのように見えるかと、

外から部屋の中がどのように見えるかを

想像しながら見るようにしてください。

 

単純に障害物がないからと

大きな窓をつくっても、

そこが外から丸見えになってしまうのでは、

結局、カーテンが開けられなくなり、

せっかくの光を殺してしまうことになるからです。

 

想像力が必要となるので、

難しいと感じるかもしれませんが、

これらのことは動線や使い勝手に

匹敵するぐらいとても大事なことです。

 

なので、今回の内容を頭に入れていただきつつ、

全体を見ながら家づくりをしていただけたらと思います。

 

では、また。

email資料請求・お問合せはお気軽に