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好条件の土地はあなたにとって最適な土地なのか?

2018.8.29
お金・設計・仕様

夢の中へ~

夢の中へ~

 

・・・。

もしかして、前回のブログで歌っていた曲を

ご存じない方もいるのではないかと

不安になってしまった、シンプルノート熱田スタジオ 堀内です。

すみません。

もし、ご存じなかったらググってみてください・・・。

井上陽水さんの「夢の中へ」です。

 

そんな補足情報は置いておいて(笑)

 

土地を買おうと思っているほとんどの方が狙っている

「南に道路が面していて日当たりが良さそうな(形が良い)土地」は、

日がよく当たるため全ての部屋がとても明るそうですよね。

洗濯物もよく乾きそうですし、とても快適なイメージがあるのではないでしょうか。

 

しかし現実は、そうとは限らないんです。

その理由についてお伝えしていこうと思います。

 

まず、南道路の土地で設計する場合、

一般的な間取りでは、

家の部屋全てを日差しがたっぷりと注がれそうな南側に配置します。

もちろん、それらの部屋の南面には大きな窓をつくります。

 

そうすれば、確かに建築途中や、

お引き渡し時点ではとても明るいでしょう。

 

住み始めるまでの間は・・・ということです。

 

しかし、住み始めた途端に

ほぼ全員がカーテンをそこに設置します。

そりゃそうですよね。

だって、きっと透明ガラスを使っているでしょうから、

外から丸見えは困りますよね。

せっかく高いお金を出して

人気があるため価格交渉が出来ない

割高な土地を買い、

高いお金を出して大きな窓をたくさんつくり、

明るくて過ごしやすい家にしたはずなのに。

 

またもや高いお金を出してカーテンを購入し、

その明るさを殺してしまうことになるとは。

 

しかも、それだけでは防犯面やプライバシー面で

不安が残るので、庭に高いお金を出して塀をつくったり、

植栽をたくさん植えたりして、

さらに出費がかさむことになるのです。

 

土地代だけじゃなく、

カーテン費用や外構費用もかさんでくるということになるので、

トータルでかかる予算は高くなってしまうのに、

思ったほど家の中は明るくなくて、日中も照明が必要だったり。

大きな窓も開けられなければ、風通しどころの話じゃなかったり。

な~んてことに。

 

ですから、誰もが狙っているような好条件の土地は、

ただ単に土地代が高いからという理由だけじゃなく、

こういった理由からも、あまりオススメではなかったりするんです。

 

もちろん、もしそういった土地を購入したとしても、

一見誰もが狙ってなさそうな土地の場合と同様に、

直射光と天空光の2つの光をうまく利用した

提案をさせていただきます。

 

そのような理由からも、わざわざ土地に

必要以上のお金を出していただかなくていいと思います。

 

どんな土地でも、その土地のメリットとデメリットの両方を巧く利用しつつ、

あなたのご家族が暮らしやすいように、

その土地に合わせて設計していくのが「注文住宅」なのですから。

ということで、限られた予算の中で

最大限に理想の家が建てられるようになるためにも、

土地に必要以上にお金を使わないようにしていただければと思います。

 

それが、あなたが「生涯に使ってもよい住宅予算」の中で、

家づくりを実現させる最大の秘訣なのです。

 

では次回は、今回の内容について

ふむふむ、なるほど~と思っていただいたあなたが、

狙うべき土地についてお伝えしていきたいと思います。

 

では、また。

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