三協建設株式会社

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老いと家

2019.8.26
暮らしを考える

お盆などの夏の長期休暇を利用して

帰省された方も多いと思います。

久しぶりのご実家はいかがでしたか?

 

私自身は実家が近いこともあり、

帰省という感覚が薄いのですが、

友人や知人の中には年に数えるほどしか

実家に戻らないという人も多く

久しぶりに親にあって、歳をとったことに驚く・・という

話もよく聞きます。

 

こんにちは。三協建設 堀内です。

この夏、長野に住む70歳の叔母の家を

母を含めた家族で7年ぶりに訪ねる機会がありました。

 

母は、久しぶりの妹との再会を喜び、

叔母も孫のように思ってくれている

我が家の子ども達をあたたかく迎えてくれました。

そんな、叔母の家に泊めてもらった時の出来事です。

 

叔母が階段を下りる姿が明らかに7年前と

違っていたのです。

 

叔母の家の階段は手摺りもあり、傾斜も急ではなく、

今、普及しているような一般的な階段です。

叔母は階段を上ることも、下りることもできます。

しかし、その足取りは、

見ている私がハラハラしてしまうようなものでした。

足元を確かめながら、ゆっくりゆっくり慎重に、

一歩ずつ一歩ずつ・・・。

私の母が階段を下りるときの姿も

叔母と同様でした。

 

もし、階段で足がふらつき、

途中で踏み外してしまったら・・・?

 

骨も脆くなっている70代での

横転、転落などによるケガは

若いころのケガとは深刻度が全く異なります。

寝たきりなどにつながってしまうような

危険と隣り合わせなのです。

 

私の実家は平屋なため、家の中に階段がありません。

そのため、母が家の中で階段を上り下りする姿を

見る機会がないのですが、

実際に70代の親世代が2階建ての家で

階段を上り下りするということの困難さと

危険性をあらためて身近なこととして実感しました。

 

私や、私の周りの人の親が

今ちょうど老いに直面している世代ですので

これから家を建てようとお考えのあなたの親御さんは

まだまだお元気という方も多いと思います。

 

しかし、あなたにとってもこれは数年後には

身近な話となるのではないでしょうか。

 

子どもが巣立った後の大きな家に

たくさんのモノと一緒に、

高齢となった夫婦が二人で暮らす。

若いころには、何の問題もなかった暮らしの中の

小さなあれこれも、

歳を重ね、体力の衰えた身体にとっては

負担になってしまうものなのです。

 

そうなると、必然的に

「この家がもっと〇〇だったら・・・」と

家に対して思うことが出てくるものです。

 

人は誰でも老います。

 

重い洗濯物を持って階段を上り下りすることを始め、

家事動線が長いことは、

高齢になった時に負担になります。

分散した収納、使いづらい収納は

老化でもの忘れが多くなれば、

管理が大変になります。

 

これらの負担を減らすことは

高齢でなくとも、日々の暮らしを

ラクにすることにつながります。

 

これから家を建てようとされているあなたには

こういったことも、想定した上で

家について考えて頂きたいと思うのです。

 

家事動線は最短に。

収納は一目で把握できるように。

 

その他にも

今だけでなく、高齢になったときにも

暮らしやすい家にするための

様々な具体的な方法をお伝えさせていただいておりますので

お気軽にお問い合わせください。

 

では、また。

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