1階収納がカギ!家づくりで後悔しないための間取りの工夫とは?
2025.04.25

前回のブログでは、多くの方が感じやすい「1階の収納不足」についてお話ししました。
実際に住み始めてから、「もっと収納スペースを取っておけばよかったなぁ」と感じる方はとても多いんです。
特に、子育て中のご家庭では、お子さんの成長とともにモノがどんどん増えていくため、収納スペースは暮らしやすさを左右する大切な要素になります。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオの堀内です。
今回は、その「1階の収納」をしっかり確保するために、間取りの中でどのような工夫ができるのかを、具体的なポイントに分けてご紹介していきます。
コストを抑えながら、日々の暮らしをより快適にするためのヒントとして、家づくりを検討中の方やこれから間取りを考える方に、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
CONTENTS
玄関の土間収納をつくる
玄関まわりは、毎日出入りする場所だからこそ、収納の有無や使いやすさが生活の満足度に直結します。
例えば、ベビーカーや三輪車、お子さんの外遊びグッズ、季節ごとの靴やレインコート、習い事の道具やアウトドア用品など…意外と置き場所に困るものってたくさんありますよね。
そこでおすすめしたいのが、「土間収納」です。
土間収納とは、玄関と一体になった収納スペースで、靴を履いたまま出入りできるのが特徴。
これを確保しておくことで、外に物置を置かなくても済む上、荷物の出し入れがとってもスムーズになります。
さらに、雨の日に濡れたカバンや傘を一時的に置いておけたり、子どもの自転車やゴルフバッグ、キャンプ道具などを整理整頓して収納するのにもぴったり。
ハンガーパイプを設けておけば、上着やコートを玄関でサッとかけておけるので、「わざわざ2階に取りに行くのが面倒…」というプチストレスも解消されますよ。
キッチンまわりの収納をしっかり確保する
キッチンは、毎日の家事を支える場所だからこそ、モノの出し入れや動線を意識した収納づくりがとても重要です。
シンプルノートでは、キッチンのまわりに見渡しやすく、使いやすい収納を計画することを基本としています。
食品ストックや調味料、日用品、調理器具、食器、子どものお弁当グッズなど…収納するものは本当にさまざま。
そうした多種多様なものを、ひとつの場所にまとめつつ、どこに何があるかすぐに分かるようにするには、「見やすさ」と「動線の良さ」が鍵になります。
たとえば、パントリー(食品庫)を設けることで、常温保存の食品やお米、飲み物、防災備蓄品まできれいに分類できます。
棚の高さや奥行きに配慮しておけば、奥にしまったものが取り出しにくくなる心配もなく、在庫管理もしやすくなりますよ。
結果として、買い忘れや買いすぎが減り、ムダな出費を防ぐことにもつながります。
子ども部屋は1階にあると便利!
「子ども部屋は2階に」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実は1階に子ども部屋をつくることで、日々の生活がぐっと楽になるケースも多いんです。
というのも、小さなお子さんはまだ自分で2階の部屋まで行って過ごすということが難しく、実際にはリビングで遊ぶ時間が大半。
そうなると、どうしてもリビングにおもちゃが散らかりやすくなってしまいますよね。
でも、1階に子ども部屋があれば、そこを遊び場として使えるので、おもちゃや絵本、ぬいぐるみを子ども部屋に集約でき、リビングがスッキリします。
また、ピアノや習い事の道具、季節の衣類、通学用のランドセルなども生活動線に近い場所に置けるので、片づけや準備がスムーズ。
リビングの隣に配置すれば、お母さんの目も届きやすく安心感もアップ。
家族全体の生活のしやすさにもつながります。
そして将来的には、おじいちゃんおばあちゃんが泊まりに来た時の客間として使ったり、お子さんが独立した後は趣味部屋や書斎、収納部屋としても活用できます。
1階の部屋は、時間が経っても無駄になりにくく、長く暮らしの中で役立ち続けてくれる空間です。
必要最小限の面積で、最大限の満足を
ここまで、1階に収納をしっかり確保するための工夫をいくつかご紹介してきました。
でもひとつ注意したいのが、「やみくもに広げすぎないこと」。
1階の面積を大きくすればするほど、建築コストは当然上がります。
必要以上に広げてしまうと、予算オーバーの原因にもなりかねません。
そこで大切なのが、「本当に必要な広さはどれだけか」を見極めること。
私たちシンプルノートでは、できるだけコンパクトに、でも暮らしやすさはしっかり確保する“最小限で最大の満足”を目指しています。
やみくもに要望を詰め込むのではなく、ご家族にとって必要なスペースだけを丁寧に設計することで、無理のない予算内で心地よい住まいが実現できますよ。
暮らしやすさのために、他にも大切なこと
収納や間取りだけでなく、「プライバシー性」「防犯性」「家事動線」「通風・採光」「デザイン性」など、家づくりで考えるべきことはたくさんあります。
これらをバランスよく取り入れることで、家の外観も美しく、室内も快適な空間に仕上がります。
さらに、土地選びや外構工事までトータルで考えると、コストの最適化にもつながります。
私たちSIMPLE NOTE (シンプルノート)熱田/一宮スタジオでは、将来にわたって安心して暮らせる家づくりを大切にしており、予算をオーバーするような無理な提案はいたしません。
家を建てたあとも、毎日の暮らしがより豊かになること。
そのための家づくりを、私たちは一緒に考え、丁寧にご提案していきます。
家は今だけのものではなく、10年後、20年後、そして老後まで、ずっと寄り添ってくれる大切な場所です。
その未来の暮らしを一緒に思い描きながら、本当に必要な間取りや収納を考えていきましょう。
私たちは、こうした家づくりの考え方をより深く知っていただくために、定期的に勉強会や見学会を開催しています。
「もっと詳しく聞いてみたい」「間取りの工夫を実例で見てみたい」という方は、ぜひお気軽にご参加くださいね。
では、また。