「間取りを決めない」が美しい家をつくる。シンプルノートが教える“デザイン住宅の新ルール”
2025.10.07

こんにちは。シンプルノート 一宮スタジオの堀内です。
「窓がない、フラットな外観が印象的ですね」
そんなふうに言っていただくことが多いシンプルノートの家。
このデザインにも、きちんとした理由があります。
CONTENTS
外観を“引き算”することで、暮らしが守られる
まずひとつは、間取りが分からないようにすることで、防犯性とプライバシー性を高めるためです。
通りからリビングや寝室の位置がわかってしまうと、防犯のリスクが高まります。
外から生活感が見えないデザインにすることで、安心して暮らせる住まいになるのです。
そしてもうひとつが、外観を汚れにくく、長く美しく保つため。
窓や装飾をむやみに増やさないことで、外壁の劣化を防ぎ、メンテナンスコストも抑えられます。
そして最後に…やっぱり「かっこいい」から。
この3つが、シンプルノートの“窓が少ないフラットな外観”の理由です。
美しい家をつくるための、たったひとつのルール
「カッコよくて、暮らしやすい家にしたい」
多くの方がそう思って家づくりを始められます。
でも実は、美しい家をつくるうえでやってはいけないことがひとつあるんです。
それは・・・
「部屋の配置や動線を、最初から指定してしまうこと」
理由はシンプル。
要望を細かく指定してしまうと、設計士はその指示を優先して間取りをつくらざるを得なくなるからです。
その結果、土地に合わない間取りができてしまうのです。
南向き信仰がもたらす「よくある失敗」
たとえば、南向きの土地を買ったからといって、
「リビングも寝室も子ども部屋も全部南向きで!」
と伝えてしまうと、それだけで間取りの自由度はなくなってしまいます。
結果、玄関の横にはエアコンの室外機が並び、大きな南向きの窓から間取りが丸見えに。
洗濯物をベランダに干すと、外から生活感が丸出しに見えてしまう。
せっかくのマイホームなのに、防犯性もプライバシーも失われてしまうのです。
住みやすさまで犠牲になってしまう
南向きにこだわる間取りは、見た目だけでなく暮らしやすさにも影響します。
たとえば、2階の子ども部屋。
子どもが小さいうちはほとんど使われず、リビングにおもちゃが溢れがち。
成長して独立した後も、使い道に困る空間になってしまいます。
また、「洗濯動線」も要注意。
1階で洗って、2階へ干しに行って、また下ろして…という家事動線は、想像以上に負担が大きいんです。
「通り抜け動線」も、要注意ワード
最近人気の【玄関→土間収納→ファミリークローゼット→洗面→リビング】という動線。
もちろん便利そうに見えますが、土地の形や方角によっては逆効果になることも。
通り抜けのために通路を確保しなければならず、その分、収納力が減ってしまうことも多いんです。
美しい家は「土地が教えてくれる」
家づくりを始める前に大切なのは、「間取りを自分の中で完成させない」こと。
やりたいことや叶えたい暮らしを伝えるのは大切ですが、配置や方角まで指定してしまうと、その土地のポテンシャルを活かせなくなります。
覚えておいてほしいのは、
「間取りは環境によって決まる」
「外観は、環境と間取りによって決まる」
ということ。
つまり、あなたの暮らしの理想と土地の条件を設計士が融合させていくことが、“カッコよくて、住みやすい家”への近道なのです。
まとめ:間取りを決めない勇気が、美しさを生む
家づくりでは、「こうしたい!」という思いがあるほど、つい細かく指定したくなるものです。
でも、美しい家・暮らしやすい家をつくるためには、“設計士に委ねる勇気”も大切。
シンプルノートの家が「かっこよく、居心地がいい」と言われる理由は、余計なものを足さず、土地と暮らしに正直なデザインをしているからです。
「引き算のデザイン」こそが、
10年先も美しく暮らせる家をつくる。
ぜひ、あなたの家づくりの参考にしてみてくださいね。
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では、また。