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小さな家で後悔しない-ムダを削って快適に暮らす“合理的な家の縮め方”

2025.11.14

家は“ただ小さくする”だけじゃダメ

ムダを削って、快適を残す。これが令和のスマートな家づくり

こんにちは、シンプルノート熱田/一宮スタジオの堀内です。

家づくりのご相談を受けていると、多くの方が最初に気にされるのが「予算」。

家の価格が上がり続ける今、できるだけコストを抑えたいと考えるのは当然の流れですよね。

で、結論から言うと・・・

家は小さくするとコストは一気に下がる。

これは紛れもない事実です。

・建物価格

・土地代

・外構費

・光熱費

・固定資産税

・メンテナンス費

これ全部、小さくするだけでじわじわ下がっていく。

家の“サイズ”は、家づくりの総コストに直結するめちゃくちゃ重要な要素なんですよ。

でも、ただ小さくすればいいかというと・・・

話はそんな単純じゃない。

小さくして住みにくくなったら、それはもう本末転倒。

だから必要なのは、

ムダは削るけど、快適は落とさない。

「合理的な縮め方」を知ること。

今回は、この考え方を深めていきましょう。

「廊下」って、本当に必要?

まず最初の問いかけ。

あなたにとって「廊下」、絶対必要ですか?

もし必要ならもちろん作ればOK。

でも、いらないのに“なんとなく作ってしまう”ケースが多い。

そして、その「なんとなく」が実は家のコストと快適性をじわっと奪っているんです。

廊下が生むデメリット(知らないうちに損してること)

① 家の中に“温度差”をつくる原因になる

廊下があると、空気がそこで区切られます。

いわば家の中に小さな“真空層”ができてしまう状態。

・LDKは暖かい

・廊下は冷たい

・洗面所はもっと寒い

それ、冬の朝に経験ありますよね。

あれ、ほぼ廊下の仕業です。

② ドアが増えて、空気もコストも逃げていく

廊下があれば、必然的にドアが増える。

ドアが増えると、

・開け閉めの手間

・空調効率の低下

・建具・スイッチのコストアップ

これ全部セットで付いてきちゃう。

③ メンテコストも地味に上がる

ドアって壊れます。

蝶番も緩むし、建具も歪む。

廊下をなくすことで、そもそも“壊れる場所”自体が減る。

長期的に見てもメリット大。

廊下をなくす=窮屈?

いやいや、これがむしろ“広く”感じるんです。

「廊下をなくすと動線が悪くなる?」

「家族のプライバシーは?」

よく聞かれる質問だけど、実は逆。

廊下がない家は、

同じ床面積でも広く感じるし、

生活動線が短くてラク

さらに、扉を減らして「回遊できる動線」を作れば、家族の出入りもスムーズでストレスが超少ない。

廊下=当たり前と思い込んでるだけで、実は“ない方が住みやすい”家はたくさんあります。

昔の家と現在の家

必要な広さはこうやって変わってきた

次に、ちょっと想像してみてください。

あなたのご実家や、昔のお家のつくりを。

昔の家は、

・収納が少ない

・寝室にはタンスがズラッ

・婚礼ダンスが主役

・寝室にドレッサーがドーン

・テレビはブラウン管で場所取る

…こんな感じでしたよね?

でも今はどうでしょう。

今の暮らしのリアル

・収納は「部屋とは別」につくるのが普通

・タンス文化はほぼ終了

・メイクは洗面所やリビング

・テレビは薄型、壁掛けでOK

・家具の占有スペースは昔の半分以下

もう、必要な「寝室の広さ」が根本的に変わってるんです。

寝室は“寝るだけ”の時代

広い寝室、正直いりますか?

朝起きて、夜寝るだけ。

1日の多くをLDKで過ごす生活スタイルになっているのに、寝室に余白をつくる必要ってほとんどない。

“広い寝室=豊か”という価値観は、もはや過去のもの。

現代のミニマルで合理的な家づくりでは、寝室は必要最小限で十分。

その分、LDKなどの“生活の主役”に面積をまわすべき。

ここ、めちゃくちゃ大事です。

「当たり前」を疑うと、家はもっと良くなる

廊下のこと、寝室の広さのこと。

ちょっと掘り下げただけで、「あれ?これ要らなくない?」がめちゃくちゃ出てきます。

家づくりって、“当たり前”を疑うことからスタートすると失敗しない。

・昔の常識

・ハウスメーカーの標準

・SNSのキラキラ写真

・なんとなくのイメージ

こういう“固定観念”を一回リセットして、今の自分たちの暮らしに本当に必要なものだけを選ぶ。

その結果、

・家は無駄なくコンパクト

・コストは必要以上に上げず

・快適性はむしろアップ

そんな“賢い家づくり”ができます。

まとめ:小さくて豊かな家、それが今の正解

ただ安くするための「小さい家」じゃなくて、ムダをそぎ落として、暮らしやすさだけ残した「賢い小さな家」。

それが今、たくさんの人が求めている家の形です。

廊下をやめる。

寝室を必要以上に広くしない。

昔の常識ではなく、今の暮らしに合わせる。

こういう“考え方のアップデート”こそが、コストも快適性も両立した家づくりへの最短ルートなんですよね。

家づくりの常識は、時代と一緒に変わります。

あなたの家づくりも、ぜひ一度アップデートしてみませんか?

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では、また。

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