なぜ家づくりで「お金」を最初に考えるのか|現場監督だった社長が語る本当の理由
2026.01.30
家づくりで一番大切なことは、なんだと思いますか?
こんにちは。三協建設の堀内です。
家づくりのご相談を受けるとき、私はよくこんな質問をします。
「家づくりで、一番大切なことは何だと思いますか?」
間取りでしょうか。
デザインでしょうか。
仕様のグレードや耐震性能、断熱性能でしょうか。
どれも大切です。
でも、私が一番大切だと思っているのは、「お金」です。
この話をすると、「夢がないな・・・」と思われるかもしれません。
正直に言うと、昔の私も同じように思っていました。
CONTENTS
昔の私は、「素敵な家」をつくることしか見えていませんでした
私はもともと、現場監督として家づくりに関わってきました。
職人さんたちと一緒に、出来上がった図面を元にいかに素敵な家をつくるか。
そんなことばかりを考えていた20代でした。
当時の私に「家づくりで一番大切なことは?」と聞いたら、きっとこう答えていたと思います。
「誰もがうらやむような、素敵な家をつくること」
それを疑いもしませんでしたし、それが住む人の幸せにつながると信じていました。
考え方が変わった、ひとつの転機
今から十数年前、FP(ファイナンシャルプランナー)の方と一緒に、一般の方向けに家づくりの相談を行う機会がありました。
FPさんはお金の話を、私は家づくりの話を担当していました。
横でFPさんの話を聞いているうちに、正直、衝撃を受けました。
「自分は、お金のことをほとんど知らずに生きてきたな」
当時の私は30歳前後。
ちょうど、家づくりを考え始める方と同じ年代です。
私が知らなかったように、多くの方が、お金のことをよく知らないまま、住宅ローンという大きな借金を背負い、家づくりを進めている現実がありました。
家は完成すると、「当たり前」になります
家は、完成した瞬間が一番感動します。
でも、その感動は、必ず日常になります。
現場で長く仕事をしていると、建てた後の相談を受けることがあります。
それは「この家、失敗しました」という話ではありません。
・子どもが巣立ち、使わない部屋が増えた
・階段の上り下りが、年々つらくなってきた
・この先も、この家で安心して暮らせるのだろうか
そういった、暮らしが変わった後の悩みです。
「今はちょうどいい家」でも、「将来もちょうどいい家」とは限らない。
この現実を、私は現場で何度も見てきました。
だから、「今」だけで家づくりをしません
三協建設が大切にしているのは、今の暮らしだけでなく、これから先の暮らしまで含めて考えることです。
そして、その土台になるのが「お金」です。
現場で家づくりに向き合い、建てた後の暮らしを見てきた中で、「お金の話を避けた家づくりは、あとで必ず無理が出る」そう感じる場面が、あまりにも多かったので、自分なりにお金について学び続けてきました。
ファイナンシャルプランナー2級の資格も取得しました。
でも、いわゆる「お金の専門家」として話したいわけではありません。
本業は、あくまで家づくりです。
家とお金の両方から家づくりを見ることができるようになり、「本当に大切な家づくりとは何か」が、少しずつ見えてきたように思います。
家づくりで一番大切なことは、「お金」です
もちろん、間取りも、デザインも、性能も大切です。
「素敵な家をつくること」は、プロとして大前提だと思っています。
でも、お金の不安から目を背けたまま家を建ててしまうと、いつか必ず、その現実と向き合うことになります。
だから私は、家づくりで一番大切なことは「お金」だと考えています。
それは、夢を削るためではありません。
その家で、ずっと安心して暮らしていくためです。
これからも、建てた後の暮らしを見てきた立場として、この考え方を発信し続けていきたいと思っています。
では、また。



