人生で必要なお金は約2億円?家づくり前に考えたい、暮らしとお金の目的地
2026.07.17
人生で必要なお金は約2億円?家づくり前に考えたい、暮らしとお金の目的地
こんにちは、三協建設の堀内裕輔です。
家づくりのご相談をしていると、住宅ローンや教育費、老後資金のことを心配される方はとても多いです。
「家を建てても大丈夫なのか」
「子どもの教育費もちゃんと準備できるのか」
「老後のお金は足りるのか」
こうした不安は、誰にでもあると思います。
そして実際に、人生で必要になるお金をざっくり計算してみると、思っている以上に大きな金額になります。
例えば、35歳のご夫婦と子ども2人の4人家族。
65歳までの30年間を考えた場合、生活費や住宅購入、教育費、車の買い替えなどを合わせると、人生で必要なお金は約2億円規模になることもあります。
「え、2億円?」
そう思いますよね。
でも、ここで大切なのは、金額だけを見て不安になることではありません。
目的地が見えれば、あとは正しい手段を選んでいくことができます。
家づくりも、教育費も、老後資金も、まずは自分たちの人生にどんなお金が必要になるのかを整理することから始まります。
CONTENTS
暮らしていくだけでも、約1億円かかることがある
まず、毎日の生活費から考えてみます。
例えば、生活費が月28万円かかるご家庭があるとします。
この28万円には、食費や光熱費、通信費、保険、車の維持費、医療費、趣味やおでかけ、家電の買い替え、固定資産税など、暮らしを続けていくために必要なお金を含めて考えます。
月28万円を1年間で考えると、
28万円 × 12か月 = 336万円
これを30年間続けると、
336万円 × 30年 = 1億80万円
つまり、65歳までの30年間で、生活費だけでも約1億円かかる計算になります。
もちろん、これは一例です。
家族構成や住んでいる地域、車の台数、保険の内容、旅行や外食の頻度によって、生活費は変わります。
ただ、毎月なんとなく使っているお金も、30年という時間で見ると、とても大きな金額になるということです。
日々の生活費は、家計の中では当たり前に出ていくお金です。
だからこそ、あまり意識されにくいのですが、長い目で見ると、人生のお金の中でかなり大きな部分を占めています。
人生には、まとまって必要になるお金もある
次に考えたいのが、ライフイベント費です。
ライフイベント費とは、毎月必ず出ていくわけではないけれど、人生の節目で大きく必要になるお金のことです。
例えば、
・住宅購入:約4,500万円
・教育費:子ども2人で約2,800万円
・車の買い替え:約1,200万円
(300万円の車を4回買い替える想定)
こうして考えると、ライフイベント費だけでも約8,500万円になります。
ここで注意したいのは、住宅購入の4,500万円が一度に現金で必要になる、という意味ではないことです。
住宅ローンを組む場合は、長い期間をかけて返済していくことになります。
ただ、家を建てるという選択をする以上、その規模のお金を人生の中で使っていくことには変わりありません。
教育費も同じです。
一度に2,800万円が必要になるわけではありませんが、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と進んでいく中で、少しずつ、そして時には大きくお金が必要になります。
車の買い替えも、毎月ではありません。
でも、車が必要な地域で暮らしている場合、車の購入費や維持費は、家計に大きく関わってきます。
こうしたライフイベント費は、毎月の生活費とは違って見落とされやすいのですが、人生全体で見ると、とても大きな支出になります。
生活費とライフイベント費を合わせると、約2億円規模になる
ここまでの金額を整理してみます。
生活費が約1億円。
ライフイベント費が約8,500万円。
合わせると、約1億8,500万円です。
さらに、これからは物価上昇の影響も考えていく必要があります。
食費、光熱費、建築費、教育費、車、ガソリン代、保険、旅行費。
今と同じ暮らしをしていたとしても、将来的に必要なお金は少しずつ増えていく可能性があります。
そう考えると、人生で必要なお金は約2億円、場合によってはそれ以上になる時代だと言えるかもしれません。
ただ、ここで伝えたいのは、
「だから大変です」
「だから不安になってください」
という話ではありません。
むしろ逆です。
必要なお金が見えていないから、不安になるんです。
見えないものは怖いです。
でも、見えるようになれば、考えることができます。
大切なのは、人生の目的地を決めること
お金の話になると、どうしても手段から考えがちです。
✓住宅ローンはいくら借りられるのか
✓NISAを始めた方がいいのか
✓保険は見直した方がいいのか
✓毎月いくら貯金すればいいのか
もちろん、どれも大切です。
でも、いきなり手段から考えると、迷いやすくなります。
まず必要なのは、目的地です。
✓どんな家に住みたいのか
✓子どもにどんな教育を受けさせたいのか
✓旅行や趣味も楽しみたいのか
✓何歳まで働きたいのか
✓老後はどんな暮らしをしたいのか
ここが見えてくると、そのために必要なお金も見えてきます。
そして、必要なお金が見えてくると、住宅ローンの組み方、貯蓄の仕方、資産形成の方法、保険の考え方も変わってきます。
お金の計画は、単に数字を合わせる作業ではありません。
自分たちが大切にしたい暮らしを、どう実現していくかを考える作業です。
家づくりも、人生のお金の一部です
家づくりを考える時、どうしても土地や建物の価格に目が向きます。
もちろん、予算は大切です。
でも、家づくりは人生のお金の一部でしかありません。
家を建てた後も、生活費はかかります。
教育費もかかります。
車の買い替えもあります。
旅行や趣味に使うお金もあります。
老後の備えも必要です。
だからこそ、家づくりの予算は、
「いくら借りられるか」
ではなく、
「どんな暮らしを続けたいか」
から考えることが大切です。
借りられる金額と、安心して返せる金額は違います。
ここを間違えると、家は建てられても、建てた後の暮らしに余裕がなくなってしまうことがあります。
僕は、家づくりで一番大切なのは、建てた後の暮らしだと思っています。
だからこそ、住宅ローンの前に、まず暮らしとお金を整理することが大切です。
時間を味方につければ、できることは増える
人生で必要なお金が約2億円と聞くと、とても大きく感じると思います。
でも、すべてを今すぐ用意する必要はありません。
大切なのは、早めに全体像を知ることです。
30年という時間があれば、できることはたくさんあります。
毎月の支出を見直すこと。
貯蓄の仕組みをつくること。
住宅ローンの返済額を無理のない範囲にすること。
教育費の準備を早めに始めること。
NISAやiDeCoなど、将来に向けた資産形成を検討すること。
時間を味方につければ、選べる手段は増えます。
逆に、何も整理しないまま進んでしまうと、選択肢が少なくなってしまうことがあります。
だからこそ、家づくりを考え始めたタイミングで、暮らしとお金の全体像を一度見ておくことをおすすめしています。
あなたが大切にしたい未来は何ですか?
家を建てる
子どもを育てる
家族で旅行を楽しむ
趣味も大切にする
安心して老後を迎える
どれも、人生にとって大切なことです。
でも、すべてを何となく叶えようとすると、お金の不安は大きくなります。
だからこそ、
「自分たちは何を大切にしたいのか」
を考えることが大切です。
家にしっかりお金をかけたいご家庭もあります。
教育費を優先したいご家庭もあります。
旅行や趣味を大切にしたいご家庭もあります。
老後の安心を重視したいご家庭もあります。
正解はひとつではありません。
大切なのは、自分たちにとっての優先順位を整理することです。
目的地が見えれば、そこに向かうための手段を選ぶことができます。
まとめ|目的地が見えれば、正しい手段を選べる
人生で必要なお金は、約2億円規模になることがあります。
生活費だけでも、30年間で約1億円。
住宅購入、教育費、車の買い替えなどのライフイベント費を加えると、さらに大きなお金が必要になります。
さらに、物価上昇の影響も考えていく必要があります。
でも、金額だけを見て不安になる必要はありません。
大切なのは、まず全体像を知ることです。
自分たちの暮らしに必要なお金。
これから起こるライフイベント。
大切にしたい未来。
そのために選ぶべき手段。
これらを整理することで、家づくりも、住宅ローンも、教育費も、老後資金も、考えやすくなります。
くらしとおかねの学びばでは、家づくりの前に、暮らしとお金の全体像を一緒に整理するご相談を行っています。
「住宅ローンはいくらまでなら大丈夫?」
「教育費や老後資金も考えながら家づくりを進めたい」
「何から考えればいいのか分からない」
そんな方は、まず自分たちの人生の目的地を見える化するところから始めてみませんか。
目的地が見えれば、正しい手段を選ぶだけです。
くらしとおかねの学びば 代表:堀内裕輔 / 運営:三協建設株式会社
よくある質問
Q. 人生で約2億円必要というのは本当ですか?
家族構成や暮らし方によって大きく変わりますが、生活費、住宅購入、教育費、車の買い替え、老後資金などを合わせると、人生で必要なお金が約2億円規模になることはあります。
大切なのは、金額に驚くことではなく、自分たちの場合はいくら必要になりそうかを整理することです。
Q. 家づくりの前にライフプランを考える必要はありますか?
はい。
住宅ローンは長期間続くため、家を建てた後の生活費、教育費、車の買い替え、老後資金なども含めて考えることが大切です。
借りられる金額ではなく、安心して返していける金額を見極めるためにも、家づくり前のライフプラン整理は重要です。
Q. お金の不安を減らすには、何から始めればいいですか?
まずは、現在の生活費と将来のライフイベントを整理することから始めるのがおすすめです。
毎月の支出だけでなく、車検、固定資産税、旅行、家電の買い替えなど、毎月ではない支出も含めて見える化すると、住宅ローンや将来資金の計画が立てやすくなります。




