冬こそ考えたい、吹き抜けの話
2019.12.18

寒さが一段と増してきましたね。
いよいよ年末・・という雰囲気も高まってきました。
さて、寒い冬だからこそ家づくりにおける
「吹き抜け」について考えてみたいと思います。
こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ/一宮スタジオ 堀内です。
二階建ての家を建てられる場合に
「吹き抜け」をご提案させていただくことが多いです。
でも、こう寒い時期に「吹き抜け」と聞くと
寒そう・・・というイメージを持ってみえる方も
結構多いのではないでしょうか。
かつての断熱性能の低い家においては
たしかに寒く感じるような吹抜けも存在したことでしょう。
しかし、昔に比べると現在は断熱性能も進化しました。
冷暖房機器の性能も進化してきたことにより
消費電力も大幅に減り、光熱費への負担もずいぶんと軽くなってきました。
吹き抜けがあなたにもたらすメリットについて
お伝えしてみたいと思います。
部屋ごとの温度差が少なくなる
小さく仕切られた部屋に比べ
部屋ごとの温度差が少なくなります。
これによりヒートショックなどの危険性も低くなり
健康に暮らしやすくなります。
家の中が明るくなる
吹抜けを作ると
2階から1階へと光を採りこむことが出来るようになります。
すると、南側に家が建っていたり
周囲が家に囲まれて密接している土地であったとしても、
光が遮断されて家が暗くなることがありません。
土地購入費用が抑えやすくなる
日当たりが良さそうな土地だけにこだわって
土地を選ぶ必要がなくなるので
土地取得費用を抑えることが出来るようになります。
リビングのプライバシーが確保しやすくなる
2階から光を採りこむことができれば
無理に1階に採光のための大きな窓を
設置する必要がなくなります。
その結果、周囲からの視線を遮断することが出来ます。
耐震性をアップさせやすくなる
1階にリビングや水廻り、2階に寝室や個室を配置した
一般的な間取りの2階建ての家の場合
1階よりも2階に柱や壁が多くなります。
そのため2階の方が重い構造になっています。
本当は1階に多くの耐震壁を作りたいところですが、
1階に大きな窓を多く作ってしまうことにより、
バランスが悪い家になってしまいます。
1階に無駄に大きな窓を作る必要がなくなれば、
1階の外周部に壁を多く作ることが出来るようになるということです。
ということは、その分、耐震性をアップさせやすくなります。
開放感が出やすくなる
吹き抜けを作れば、天井が高くなったことにより
それだけで一気に開放感が出ます。
また、吹抜けの窓からは空や雲が見えるので、
家の中でくつろぐには最高の環境が出来上がります。
2階が使いやすくなる
設計によっては、2階をロフト感覚で使えるような家にすることも可能です。
これも吹き抜けがもたらす素晴らしいメリットです。
いわば、1階と2階がゆるくつながっている
遊び心溢れる大空間になるということですね。
家族の気配を感じやすくなり、
コミュニケーションもとりやすくなるかもしれません。
いかがでしょうか?
あなたが持っていた“吹き抜け”に関する
マイナスイメージが少しでも解消されることを願って・・・。
では、また。