三協建設株式会社

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ウッドデッキの理想と現実

2023.5.1
お金・設計・仕様

日当たりのいいリビングと、

その向こうにウッドデッキをつくって

天気がいい、休みの日にはウッドデッキでBBQしたり、

昼間からビールを飲んだりしたいなあ。

 

家を建てるにあたって、こんな夢をお持ちの方も

多いのではないでしょうか。

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ/一宮スタジオ 堀内です。

ですが実際に、想像していた通りに

ウッドデッキが使われている住まいは、

どれぐらいあるのでしょうか?

 

以前、こんなご依頼がありました。

「ウッドデッキをつくったけど、

ほとんど使わずに、劣化してきてしまったから壊してほしい。」

 

おそらく30~40万円程度かけて

つくられたであろうウッドデッキですが

使われる機会がほとんどなかったとのこと。

きっと、こういう方は他にもたくさん

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

では、なぜせっかく作ったウッドデッキが

ほとんど使われないという現象が起きるのでしょうか。

 

その理由は、「周囲から丸見え過ぎること」ではないでしょうか。

 

もし、アウトドアリビングとして

ウッドデッキを使おうとした場合には

リビングのカーテンを開け放さなければいけなくなります。

 

となると、家の中が丸見えになってしまいます。

ウッドデッキでバーベキューを・・・と思っても

やはりバーベキューの様子は周囲から丸見えですので

通行人の視線が気になって、ゆっくりくつろげないかもしれません。

 

この状態を避けるために

もしあなたが日当たりのいいリビングをつくり、

その向こうにウッドデッキをつくって

しっかりと使いたいとお考えの場合には

次の2つの点に留意する必要があります。

 

  • 土地を広めに購入する

例えば、南側に大きな窓があるリビング+ウッドデッキといった家にする場合、

50坪前後の敷地ではほぼ確実に周りから丸見え状態になってしまいます。

ですから、ゆとりある庭をつくることが出来るぐらいの

広い土地を購入する必要があります。

おそらく最低70坪ぐらいの土地は必要となるのではないでしょうか。

 

  • 庭の予算を多めにとる

敷地が広くなることに連動して、

単純に庭の工事費用もアップします。

また、周囲からの目線をそらしたり遮断するために、

植栽や塀などに工夫を凝らす必要もあります。

これによっても庭の工事費用はアップします。

 

以上の2点から

ウッドデッキを有効に使えるようにするためには

土地取得費用や庭の工事費用が

高くなってしまうことを想定した上での

資金計画を行なう必要があります。

 

これによって、

ウッドデッキがただの飾りになってしまうような事態は、

高い確率で避けられるのではないかと思います。

 

しかし、限られた予算内での家づくりを考えるなら、

出来ることなら、土地取得費用は抑えたいでしょうし

庭の工事費用もアップさせるのは避けたいところです。

 

 

そこで、土地取得費用もアップさせず、

また庭の工事費用もアップさせず

プライバシーも確保されたウッドデッキはいかがでしょうか?

 

 

家族でBBQをする場所として

日常の洗濯干し場として

目の届く場所でのお子さんの外遊びの場として

真夏はお子さんのプールをする場所として

そして日々、外が感じられる贅沢なプライベートスペースとして

大いに活躍してくれることでしょう。

 

「日当たりのいいリビングと、

その向こうにウッドデッキをつくって

天気がいい、休みの日にはウッドデッキでBBQしたり、

昼間からビールを飲んだり」

この夢も無理なく叶う気がしませんか?

 

せっかくのウッドデッキが単なる飾りとならないように・・・

では、また。

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