物価高の中での家づくり
2023.11.13お金・設計・仕様
ウッドショックによる衝撃的なインパクトは
ようやく落ち着いてきつつあるのですが、
様々な資材が着々と値上がりしているため、
建築費は今なお上がり続けています。
日本は原材料とエネルギーの多くを輸入に頼っていることもあって
円安の影響もじわじわとダメージを与えていますよね。
こんな流れの中で、家づくりをどのように考えるべきなのかについて
今回は、一緒に考えてみたいと思います。
こんにちは。シンプルノート 熱田/一宮スタジオ 堀内です。
先立って物価ばかりが上がり、
賃金の上昇が追いついていない現状から考えると、
住宅の価格は上がっても、家づくりの予算は堅実に
ご自身のライフプランシミュレーションの結果に合わせて考えるべき
というのが私の意見です。
では、原材料価格が高騰している中で、
できるだけ負担を上げないように家づくりをするためには
どうすればいいのでしょうか。
まず、前向きに考えていただきたいことが、
土地を買わないという選択肢です。
つまり、実家に余っている土地があるなら
そこを使うことを優先して考えてくださいということです。
おじいちゃんやおばあちゃんが住んでいた空き家。
実家の敷地の余っているスペース。
田んぼや畑や、持て余している土地などのことです。
土地を買わないですむとなれば
1000万円以上予算を軽減することが出来ますからね。
もちろん、どちらかの親の
近くに住むのは感情的に嫌だとか
不便だから嫌だという気持ちは当然あると思いますが、
この物価高の中にあっては、
これまで以上に前向きに検討いただくことを
おススメしたいのです。
そして、もう1つ
これまで以上に考えた方がいいことが、
家の面積をむやみに増やさないことです。
家の面積は家の価格に一番影響を与えるからです。
これまで家を建てた人が〇〇坪だったとか、
自分の実家がこうだったからという「今までの前例」に
縛られないようにしてもらえたらと思っています。
そしてその結果、建築費も抑えられるし、
固定資産税も抑えることが出来ます。
また、家がコンパクトになった分
電気代も抑えられるでしょうし、
外壁塗り替えのメンテコストや将来の修繕コストも
きっと抑えられるようになるでしょう。
あくまでこれはメリットばかりに目を向けた理想論であり、
感情的な負の側面に目を向けていない意見なので、
そこをクリア出来ることが大前提とはなってきますが。
とはいえ、予算的な問題は
今後の生活を左右する大きな要因となるので、
ご夫婦でよくよく話し合った上で
家づくりに取り組んでいただけたらと思います。
プライバシーを守り、それぞれが別世帯であること、
お互いの境界線を侵さないことを
しっかりと認識するということがクリアできるようであれば、
実家の近くでもきっと
大きなストレスを感じることなく暮らせるでしょう。
小さな家でも、作り方次第で
最高に快適な暮らしが出来るので、
そんな暮らしを想像してみたいという方は
ぜひ一度ご相談にいらしてください。
では、また。
