若い世代のための、未来を見据えた家づくりとは
2024.11.11お金・設計・仕様
こんにちは、三協建設の堀内です。
今回は家づくりを考える若い世代の皆さんに
「家が誰のためのものか」について、
少し視点を変えて考えていただければと思います。
もし今、あなたのご両親が家を建てることになったら、
どんな家をイメージしますか?
「孫が遊びに来たときのために広めのリビングや客間を作り
子ども部屋も人数分確保して、収納もたっぷり用意したい」
そんな風に考える方は少ないのではないでしょうか。
ですが、今のあなたが家を建てる場合、
こうした「家族みんなで快適に過ごせる広いリビング」
「それぞれの子どもに個室を確保する」
家づくりが理想に思えるかもしれません。
ご両親が家を建てるときは、ライフステージを考え、
必要以上の広さや部屋数は不要と感じるかもしれません。
ですが、若い世代では
今の暮らしに合った家を求めるのが自然な流れです。
この違いは「その時の生活」に合わせた
家づくりをしているからです。
しかし、「その時」にだけ焦点を当てることが、
将来的に負担となる可能性もあるのです。
子育て期間に特化した家からの脱却
多くの方が子育て世代になると
「子ども部屋をしっかり確保したい」
「家族みんなで集まれる広いリビングがほしい」
といった希望を持ちます。
もちろん、今の家族構成に合わせた家づくりは重要であり、
そのこと自体は何も悪いことではありません。
しかし、その「今の暮らし」に特化した家が、
将来どのように使われるか、
またその時に本当に快適かどうかも考慮すべきです。
例えば、今は「家族全員で使える広いリビング」
を目指していたとしても、
子どもが成長して家を巣立つと
広いリビングが持て余されてしまうこともあるかもしれません。
階段を何度も昇り降りすることが不便になる場合もあります。
将来的に家のレイアウトが暮らしに合わなくなると、
改装やリフォームにかかる費用もかさむ可能性があります。
子育て期間に最適な家を求めるのは自然なことです。
しかし、それが将来においても最適とは限りません。
だからこそ、若い世代のうちから
「将来にわたって住みやすい家」
「時代の変化や家族の成長に対応できる家」
を考えることが、家を建てるときのポイントになるのです。
住む人の変化に対応する家とは?
家づくりは、一度きりの大きな決断です。
そのため、「今」だけを考えた設計にするのではなく、
将来どのように家が変化し、
どのような使い方をするのかも視野に入れる必要があります。
例えば、今は子ども部屋が必要でも、
将来その部屋が使われなくなったときに書斎や趣味の部屋、
または収納スペースに転用できるような設計にしておくことで、
家を無駄なく使い続けられます。
また、子どもが巣立って家族構成が変わった後でも、
空き部屋が役立つようなプランニングをしておけば、
長い目で見ても「暮らしやすい家」となるのです。
さらに、生活動線に合わせて
バスルームや寝室を1階に設置しておくなど、
年齢を重ねても負担が少なく、
移動しやすい間取りにしておくことも、
未来の自分にとっての「住みやすさ」につながります。
「今の快適さ」だけでなく
「未来の快適さ」を見据えた家づくり
若い世代にとって「今の暮らしに合った理想の家」を
手に入れることは、確かに大切です。
しかし、10年、20年後の暮らしを見据えた
家づくりも同様に重要です。
特に将来、自分たちの家族構成が変わることや、
自分たちが年齢を重ねたときに
どんな生活を送りたいかを考えると、
ただ「今のライフスタイルに特化した家」だけが
最適ではなくなってくるのです。
もし、将来的に家が使いにくくなった場合、
追加で改装やリフォームが必要になり、
そのための費用もかさみます。
「そのときの暮らしに最適な家」だけを求めるのではなく、
「未来の自分にとっても最適な家」であることを目指すことで、
長く快適な暮らしを実現できるでしょう。
三協建設が提案する「生涯対応型の家づくり」
私たち三協建設では、こうした
「未来を見据えた家づくり」のご提案を行っています。
若い世代の家づくりにおいても、家族構成が変わり、
ライフステージが変化することを前提とした
「生涯対応型の家」を目指すことで、
あなたの人生を長く支える家をご提供しています。
「今の生活に合わせた家」を考えることも大切ですが、
「今から将来の自分が住みやすい家を考える」ことも
同じくらい重要です。
家が住む人の変化に応じて柔軟に対応できることで、
家族全員がずっと快適に暮らせる空間を実現します。
家族の成長や変化を見越しながら、
それぞれの時代に合った使い方ができる家を、
一緒に考えてみませんか?
まずは、お気軽にオンラインでご相談ください
では、また。