“余白のある暮らし”を叶える、小さな家の選び方
2025.05.27

「家を建てるなら収納は多い方が安心」
「できれば部屋数も広さもたっぷり欲しい」
そう思うのは、ごく自然なこと。
でも、その「欲しい」をそのままカタチにしていくと、思わぬところでコストが膨らんでいくこと、ご存じでしょうか?
今回は、「広さ=安心」と思いがちな家づくりにひそむ“見えにくいコスト”について、分かりやすくお話しします。
こんにちは、三協建設 堀内です。
CONTENTS
家賃に隠れている「面積コスト」に気づく
まず、今の暮らしを思い返してみましょう。
今、賃貸アパートやマンションにお住まいの方なら、
・家賃はいくらですか?
・何LDKの間取りですか?
・収納はどれくらいありますか?
・その収納、本当に活用できていますか?
ここで一度、家賃を部屋の広さ(㎡)で割ってみてください。
たとえば、家賃が月8万円で、専有面積が40㎡なら、1㎡あたり2,000円です。
では、その数字を収納スペースに当てはめてみましょう。
たとえば、収納が4㎡あるとすれば、毎月8,000円を“モノをしまうため”に支払っている計算になります。
つまり、収納=月額制の貸し倉庫のようなもの。
面積が広がれば広がるほど、それに比例してコストも増えていくのです。
「広い家」はコストが雪だるま式に増える!?
では、注文住宅で「収納をたっぷり、部屋も広く」という希望をカタチにしていくと、どうなるのでしょうか。
答えはシンプル。
家そのものが大きくなります。
そして、家が大きくなればなるほど…
・必要な土地の面積も増える
・基礎や外壁、屋根などの材料も増える
・冷暖房の効率が落ちて光熱費が増える
・固定資産税も上がる
・ローンの総額も増える
さらに、家の中での移動距離も長くなって、日々の家事効率が落ちたり、将来の老後の暮らしにも不安が出てきたり…。
つまり、「ちょっと収納を増やしたい」「部屋を広くしたい」という小さな希望が、思っている以上に大きなコストや負担を連れてくるのです。
その収納、本当に“未来”に必要?
「念のため広く」「とりあえず多く」──
この発想、実は家づくりではとても危険です。
たとえば、今は育児中でモノが多くても、10年後、20年後にはどうでしょう?
子どもが独立すれば、荷物も人も減っていくのが自然の流れです。
未来の暮らしを見据えず、「今の不安」だけで設計してしまうと、将来“持て余す家”ができてしまうことに…。
だからこそ、SIMPLE NOTE(シンプルノート)では「本当に必要なモノ・空間だけを残す」という発想を大切にしています。
最小限で、最大の豊かさを叶える──それが私たちの家づくりの基本です。
「コスト=お金」だけじゃない
忘れてはいけないのは、コストとはお金だけではない、ということ。
広い家には、それを維持管理する手間や時間も必要です。
掃除の時間も、収納の整理整頓も、移動の手間も…
日々の暮らしの中でじわじわと、あなたの「自由な時間」を奪っていくかもしれません。
家は「安心」や「快適」を得るための場所。
なのに、広さを求めたばかりに時間もお金も奪われてしまっては、本末転倒ですよね。
シンプルに、そして豊かに暮らすために
家づくりは、人生に一度きりの大きな選択。
だからこそ、見えにくいコストに気づくこと。
そして、「本当に必要かどうか」を丁寧に見極めていくことが、心地よい暮らしへの第一歩だと私たちは考えています。
収納も、部屋の広さも、「なんとなく」ではなく、目的をもって選ぶことが大切。
「シンプル=我慢」ではなく、「シンプル=満ち足りた暮らし」。
そんな考え方に共感いただける方は、ぜひ一度、私たちのオンライン相談会へご参加ください。
あなたの理想の暮らしと、無駄のない住まいづくりのヒントがきっと見つかります。
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では、また。