家づくりの“当たり前”を見直す|後悔しない選択のための2つの問い
2025.06.10

家づくりは一生に一度の大きな選択。
でも、選択肢が多すぎて「何が正解なのかわからない」と悩んでいませんか?
展示場を見に行ったり、ネットで調べたり、親や友人に相談したり・・・
情報があふれる時代だからこそ、「自分にとって本当に大切な選択」は見えにくくなっているのかもしれません。
三協建設では、そんなあなたの“考える力”を引き出すサポートができればと考えています。
家づくりを通して、自分の軸で「選ぶ力」を育てていく、今回はそんな私たちのスタンスについてお話しします。
こんにちは。三協建設の堀内です。
CONTENTS
常識の陰にある「盲点」に気づくために
以前のブログでも書かせていただいているのですが、家づくりを考えるうえで、ぜひ心に留めておいてほしい問いがあります。
「それは、生涯において言えることなのか?」
「なぜ、そう考えるのか?」
この問いは、あなたの中にある“先入観”や“思い込み”に気づくきっかけになります。
人の脳には、「RAS(脳幹網様体賦活系)」という機能があるそうです。
これは、無意識に必要な情報だけを選び取るフィルターのような役割を担っています。
つまり、あなたにとって「不要」だと判断された情報は、たとえ目の前にあっても、見えなくなってしまうんです。
この“見えているのに見えていない情報”のことを、心理学では「スコトーマ(心理的盲点)」と呼ぶそうです。
家づくりにも潜む「盲点」
たとえば、こんなふうに思っていませんか?
✓家を建てるなら、南向きの明るい土地がいい
✓リビングには大きな窓をつけて、たっぷり陽の光を取り込みたい
✓子どもには一人一部屋、できれば広めの個室を用意してあげたい
もちろん、こういった希望が間違っているわけではありません。
でも、その「当たり前」は、あなたが本当に求めている暮らしに合っていますか?
たとえば、南向きのリビングに設けた大きな窓。
街中を歩いてみると、実際にはカーテンが閉めっぱなし、シャッターが常時降りている家も少なくありません。
理由は、通行人の視線や防犯のためだったりします。
それなのに、「展示場で見たあの開放的なリビングが理想」と思い込んでしまうのは、もしかすると“注目していなかった”だけかもしれません。
「よかれと思って」が生む思い込み
私たちが持っている価値観の多くは、親や周囲の人たちからの影響によるものです。
「自分が育ったような家庭をつくりたい」
「親がしてくれたように、子どもにもしてあげたい」
その想いは、きっとあたたかく、愛情に満ちたもの。
でも、立ち止まって考えてみてください。
あなたの親御さんが家を建てた時代と、今の時代は同じでしょうか?
時代背景の変化を、ちゃんと受け止める
バブル期や高度経済成長期に家を建てた世代は、右肩上がりの給与や終身雇用制度が当たり前でした。
貯金すれば利息でお金が増えた時代もありました。
でも、今はどうでしょうか?
✓長引く低金利
✓年功序列の崩壊
✓年金受給年齢の引き上げ
✓将来の物価の不透明さ
未来が不確かだからこそ、現実に即した住まいの選び方が必要になっています。
そして、もう一つ。見落とされがちなのが「子どもが巣立った後の暮らし」です。
「広めの子ども部屋を2部屋用意したけれど、今は物置状態」
「老後に使いこなせない2階建ての家になってしまった」
そんな声も、実際にたくさん聞いてきました。
「選ぶ力」は、問いから育つ
私たちは、「お客様にとっての正解」を一方的に押しつけることはしません。
大切なのは、あなた自身が「本当に必要なこと」に気づき、納得して選ぶこと。
そのためのサポートとして、私たちは問いかけを大切にしています。
「それは、生涯において言えることなのか?」
「なぜ、そう思うのか?」
この問いを繰り返すことで、思い込みから自由になり、あなたらしい家づくりのヒントが見えてきます。
最後に:一緒に「考える家づくり」をはじめませんか?
家は、建てたら終わりではありません。
暮らしが始まり、人生とともに形を変えていくもの。
だからこそ、「今の正解」だけではなく、「将来の自分にとっての正解」も見つめておく必要があります。
三協建設では、家づくりにまつわる不安や疑問を気軽に話せる無料のオンライン相談会を実施しています。
間取りのこと、お金のこと、土地探しのこと——どんなことでもOKです。
まずは一緒に、あなたの“当たり前”を見直すところからはじめてみませんか?
どうぞお気軽にご予約くださいね!
では、また。