カーテンいらずで明るい家をつくるコツ|窓の配置で変わる暮らしの快適さ
2025.10.14

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオの堀内です。
今日は“窓”について少し考えてみたいと思います。
「窓って、光と風を採り込むためにあるんでしょ?」
そう思われる方がほとんどだと思います。
でも実は・・その「当たり前」を、家づくりの中でうまく活かせていないケースがとても多いんです。
CONTENTS
大きな窓=明るい家、ではない?
リビングに大きな窓をつくると、たしかに光は入りやすくなります。
でもその一方で、外からの視線が気になって、結局カーテンを閉めっぱなし…というお家も少なくありません。
「せっかく南向きで光がたっぷり入ると思ったのに、通りからリビングが丸見えで落ち着かない」
そんな声、実はよく聞きます。
カーテンを閉めればプライバシーは守れますが、同時に光も遮ってしまう。
これでは“明るい家”とは言えませんよね。
シャッターを閉めっぱなし…その窓、意味ありますか?
防犯面でシャッターを設けるご家庭も多いです。
もちろん安全面では大切な設備ですが、「面倒だから」「なんとなく安心だから」と、つい常に閉めっぱなしになってしまうことも。
でも、それでは窓の役割がなくなってしまいます。
光も風も入らない・・・つまり、“窓があるのに壁と同じ”状態。
それではもったいないですよね。
カーテンもシャッターもいらない家を考える
本当に光と風を活かしたいなら
「カーテンやシャッターをつけないと落ち着かない家」ではなく、
「なくても快適に暮らせる間取り」を考えることが大切です。
たとえば、外からの視線が届かない位置に窓を配置したり、中庭を介して光を採り込んだり。
そうすれば、常にカーテンを開けたまま、自然の光と風を気持ちよく取り入れることができます。
使えない窓を減らす3つのメリット
窓の数をただ減らすのではなく、“使える窓だけ”を設けると、実はこんなメリットもあります。
① 断熱性能が上がる
窓が少なくなる分、壁の断熱材を多く入れることができます。
その結果、冬の寒さも夏の暑さも感じにくい、快適な家になります。
光熱費の削減にもつながるのは嬉しいポイントです。
② 収納や家具配置がしやすくなる
窓が減ると、壁が増える。
壁が増えると、収納や家具の配置の自由度が高まります。
実は「収納力=床面積」ではなく、「収納力=壁の使い方」なんです。
スッキリ片づく家にしたいなら、むやみに窓を増やさない設計も大事です。
③ 外壁が汚れにくくなる
外壁の汚れの多くは、窓の上にたまった汚れが雨で流れ落ちることでできる「垂れジミ」です。
つまり、窓が少なければ外壁も汚れにくく、きれいな外観を長く保てます。
メンテナンス費用の節約にもつながりますね。
「窓が多い=明るい家」ではない
明るさや風通しの良さは、窓の“数”ではなく“位置と取り方”で決まります。
たとえば、外からの視線を気にせず光を採り込む中庭。
そこからやわらかな光と風を届ける設計なら、カーテンを閉めなくても、安心して快適に過ごせます。
まとめ
窓は、光と風を採り込むためにあります。
でもその役割を最大限に活かすには、「どこに」「どんな大きさで」設けるかが大切です。
本当に必要な窓だけを考えた家は、明るく、風通しがよく、そしてプライバシーも守られた“心地よい家”になります。
モデルハウスで体感できる「窓の正解」
「窓が少なくても、こんなに明るいの?」
「外の視線が気にならないのに、風が通る!」
そんな驚きを、ぜひ体感してみてください。
私たちのモデルハウスで、“カーテンのいらない家”を実際に見て、感じてくださいね。
では、また。