家づくりで迷わないために|情報過多の時代に「本当に必要なもの」を選ぶ考え方
2025.12.16
情報があふれる今、家づくりは難しくなっている
SNSやインターネットが当たり前になった今、家づくりに関する情報は、簡単に、しかも大量に手に入るようになりました。
施工事例、便利な設備、最新の性能。
見れば見るほど、「これもいいな」「あれも欲しいな」と思ってしまうのは、自然なことだと思います。
こんにちは。三協建設の堀内です。
ただ、情報が増えたことで、家づくりは“簡単”になったのではなく、“迷いやすく”なったという側面もあるように感じています。
CONTENTS
家の性能は上がり、価格も上がり続けている
ここ数年で、住宅の性能は大きく進化しています。
断熱性、気密性、耐震性…。
どれも、昔に比べれば確実にレベルアップしています。
一方で、材料費や工事費の上昇により、家の価格そのものも年々高くなっています。
「性能が上がったから高い」のではなく、今の家は、高くならざるを得ない状況にある、というのが実情です。
しかし、将来の収入が同じように増えていくかというと、そう簡単な話でもありませんよね。
「全部ほしい」は、後悔の入り口
限られた予算の中で家を建てるとなると、重要なのは「何を足すか」よりも、「何を選ぶか」です。
家づくりでよくあるのが、「どれも良さそうだから、全部取り入れたい」という考え方。
ですが、良いものをすべて詰め込めば、コストは一気に膨らみ、本当に大事にしたかった部分に、十分なお金をかけられなくなってしまいます。
選ぶ基準は「誰か」じゃなく「私」
では、どうやって選べばいいのか。
そのヒントはとてもシンプルで、理由の主語が「誰か」になっていないかを確認することです。
・SNSで見かけて便利そうだったから
・みんなが付けているから
・おすすめされたから
これらを一度、こう言い換えてみてください。
主語を「私」に変えてみる
・私は〇〇な暮らしがしたいから、これを選ぶ
・これには△△というデメリットがあるけれど、私は〇〇を優先する
ここまで言葉にできれば、その選択は、情報に振り回されたものではなく、あなた自身の判断になっています。
家づくりは、すべてに「正解・不正解」があるわけではありません。
あるのは、「合うか・合わないか」だけです。
選ぶということは、選ばないということ
何かを選ぶということは、同時に、何かを選ばないということでもあります。
あとから別の情報を見て、やっぱりあっちにすればよかったかな…」とならないためには、選ばなかった理由を自分で理解しておくことが大切です。
迷ったら、頭の中を一度リセットする
「全部よく見えてしまって決められない」
「何がしたいのか分からなくなってきた」
そんなときは、考え続けるよりも、一度書き出して整理する方が近道です。
私たちがご案内している『住宅計画ファイル』も、希望や要望を一旦すべて出して、優先順位を整理するためのツールです。
自分軸で選んだ家は、後悔しにくい
情報があふれる今の家づくりでは、「何を選ぶか」以上に、「なぜそれを選ぶのか」がとても大切になります。
そして実は、その判断の軸になるのが、これからの暮らし方とお金の使い方です。
・どんな暮らしを大切にしたいのか
・家にどこまでお金をかけるのが自分たちにとって安心なのか
・住宅ローンを含めて、将来の家計はどう考えるのか
こうしたことが整理できていないまま家づくりを進めると、「なんとなく良さそう」で選ぶ場面が増え、あとから迷いや不安が出てきてしまいます。
そこでおすすめしているのが、「くらしとおかねの学びば」での思考の整理です。
家づくりの話だけでなく、ライフプランやお金の考え方も含めて、自分たちの軸を一緒に整理していく場です。
何を選ぶか、何を選ばないか。
その判断に、自信を持てるようになると、家づくりはぐっとラクになります。
「まだ何も決まっていない」
「何から考えたらいいか分からない」
そんな方こそ、ぜひ気軽にご相談ください。
あなたらしい暮らしの輪郭を、一緒に描いていきましょう。
では、また。




