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間取りから考えると失敗する?土地と環境から考える家づくりの正解とは

2026.01.09

家づくり、間取りから考えていませんか?

SNSや住宅雑誌、施工事例サイトなど、今は家づくりに関する情報があふれています。

その中で、

「こんなLDKがいいな」

「この間取り、使いやすそう」

と、家づくりを始める前から理想の間取りを頭の中でイメージしている方も多いのではないでしょうか。

ですが、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいことがあります。

家は、環境に合わせて建てるものであり、設計とは、その土地が持つデメリットや懸念点を解消するための手段だということです。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオの堀内です。

今回は、「間取りありき」で家づくりを考えることの落とし穴と、土地や環境から設計を考える重要性についてお話ししていきます。

高台で周囲に家がない土地の懸念点とは?

例えば、これから住もうとしている土地が高台にあり、周囲に建物がほとんどない場所だとしたら、どんな懸念点が考えられるでしょうか。

この場合、最も大きな懸念点は強風の影響を受けやすいということです。

台風のときはもちろん、日常的にも平地に比べて風当たりが強くなりやすい環境ですよね。

こうした土地で家を建てる場合、可能であれば平屋を検討することをおすすめしています。

なぜなら、平屋は2階建てに比べて重心が低く、風の抵抗を受けにくい構造だからです。

また、上階からの荷重負担もなく、構造的にも安定しやすいため、強風時の揺れも抑えやすくなります。

一方で2階建ては、建物が高くなる分、どうしても風の影響を受けやすくなります。

上階の重さも加わるため、風が吹いたときに家が揺れやすくなってしまうのです。

海に近い土地なら「塩害」も想定する

さらに、土地が海に近い場合は、風の影響とあわせて塩害も考慮しなければなりません。

塩害を受けやすい環境では、

・錆びやすい外壁材を避ける

・自転車置き場の位置を工夫する

・玄関の配置を考える

・窓の種類や納まりを選ぶ

といった配慮が必要になります。

もし、錆びやすい外壁材を選んでしまえば、外壁のメンテナンス周期が早まり、結果的にコストがかかってしまいます。

また、自転車を青空駐輪にしてしまうと、あっという間に錆びて使えなくなってしまうこともあります。

窓の敷居に砂が噛めば、窓そのものが壊れやすくなってしまいますからね。

住宅密集地での最大の懸念点

では逆に、住宅が密集している土地ではどんな懸念点があるでしょうか。

多くの方が真っ先に思い浮かべるのが、日当たりが悪いのではないか?という点だと思います。

敷地がよほど広くない限り、隣家との距離を十分に確保するのは難しいケースがほとんどです。

この懸念点を解消する方法は、大きく分けて二つしかありません。

一つは、隣家との距離を比較的確保できる位置に窓をつくること。

もう一つは、それが難しい場合、高い位置から光を取り込む設計をすることです。

「南向き=正解」とは限らない

では、「日当たりがいい南側接道の土地を買えばいいのでは?」と思われるかもしれません。

ですが、これも設計を間違えると新たな懸念点が生まれます。

南側に大きな窓をつくることで、

・外からの視線が気になる

・カーテンを開けられない

・防犯面に不安が出る

・シャッターや塀、目隠しが必要になる

といった問題が起こりやすくなります。

結果として、余分な工事費がかかるだけでなく、思ったよりも薄暗い家になってしまうことも少なくありません。

せっかく日当たりの良い土地を選んだにもかかわらず、です。

防犯性に不安があるということは、プライバシー性も低くなってしまう、ということでもありますからね。

環境に合わない設計は「いい家」にならない

このように、土地や周辺環境を無視して間取りを先に決めてしまうと、結果として「なんだか住みにくい家」になってしまいがちです。

いい家とは、

・生涯にわたって安心して暮らせる家

・使いやすく、住みやすい家

・明るく、気持ちのいい家

だと、私は思っています。

そのためには、間取りありきで考えるのではなく、まず土地が持つ懸念点を見つけ出すこと

そして、それをどうやって解消するかを設計に落とし込んでいくことがとても重要です。

まとめ|土地・環境・そして「暮らしとおかね」まで考える家づくり

家づくりは、理想の間取りを叶えることがゴールではありません。

その土地、その環境に合わせて設計を考え、生涯にわたって安心して、快適に暮らせること。

それこそが、本当にいい家だと思っています。

間取りありきで考えてしまうと、土地の持つ懸念点に後から気づき、余分な工事費がかかったり、暮らしにくさを感じたりすることも少なくありません。

だからこそ大切なのは、「この土地で、どんな暮らしがしたいのか」

そして、「その暮らしを続けていくために、お金は無理のない計画になっているのか」という視点です。

三協建設では、これからの人生設計やお金のことまで一緒に考える

「くらしとおかねの学びば」を行っています。

✔ 土地の条件に合った家の考え方

✔ 無理のない予算の組み立て方

✔ 建てたあとも安心して暮らせる資金計画

こうしたことを整理することで、家づくりに対する不安はぐっと減っていきます。

「この土地で本当に大丈夫かな?」

「理想と予算、どうバランスを取ればいいんだろう?」

そんな疑問がある方は、ぜひ一度、くらしとおかねの学びばで一緒に整理してみてください。

家づくりは、建てる前の考え方で、その後の暮らしが大きく変わります。

後悔のない選択をするためにも、土地・設計・お金。

この3つを、同時に考えていきましょう。

では、また。

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