家づくりで起こりがちな「金銭感覚の麻痺」にご注意を
2026.01.23
家を買うとき、多くの方が“金銭感覚の麻痺” という状態に陥ります。
例えば、普段の生活の中で5万円の買い物をするとなると、「ちょっと高いな…」と悩む方がほとんどではないでしょうか。
ところが、家づくりの場面になると、この5万円を驚くほどあっさり決断してしまいます。
仮に家の総額が2,000万円だとすると、5万円は全体のたった 0.25%。
「これくらいなら…」
そんな気持ちになってしまうのも無理はありません。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオの堀内です。
ただし、この相対的な考え方は、建物本体の金額だけでなく、土地・外構・オプション・諸費用など、家づくりに付随するすべての費用に対しても同じように起こってしまいます。
だからこそ家づくりでは、“心の会計をどうコントロールするか”これがとても重要になってきます。
CONTENTS
家づくりは「資金計画」から始めるべき理由
家づくりは、まず資金計画から始めなければいけません。
ただし、ここで間違えてはいけないのが資金計画のやり方です。
資金計画で最初に考えるべきなのは、「いくらの家が欲しいか?」ではありません。
あなたが生涯において住居費として使ってもいい総額はいくらなのか?ここから逆算して考えていきます。
そして、新しい家に住める状態になるまでにかかるすべての費用を洗い出し、引き算で予算を配分していきます。
家づくりは、「今の住まい」から「新しい家での暮らし」が始まるまでのすべてを考えなくてはいけません。
引っ越し費用、仮住まい費用、登記費用、ローン諸費用など、引っ越しまでにかかる金額をすべて見える化することがとても大切です。
順番を間違えると、予算オーバーの原因に
家づくり全体の金額が把握できていないと、土地・建物・外構にそれぞれいくらかけるべきなのかが具体的に分かりません。
この状態で、先に土地を購入してしまったり、先に家のプランを描いてしまうと、予算オーバーを招く大きな原因になります。
そして、そのしわ寄せは、住宅ローンという形で何十年にもわたって暮らしの負担としてのしかかってきます。
住宅ローンは「月々の返済額」だけで見ない
資金計画でもう一つ気をつけたいのが、住居費を毎月の住宅ローン返済額だけで考えないことです。
家を持つと、固定資産税がかかりますし、火災保険への加入も必要です。
さらに、将来のメンテナンス費用も避けて通れません。
アパート暮らしではかからなかった費用が、家を持つことで確実に増えていきます。
これらを含めた上で、無理のない予算を設定し、その範囲内で家づくりを進めること。
これが何より大切です。
情報収集が「予算アップ」の原因になることも
冒頭でお伝えした通り、家づくりでは金額が高いと感じにくくなります。
結果「これくらいなら…」とオプションを追加しやすくなり、気づけば大きな金額になっているケースも少なくありません。
さらに、住宅会社を見て回ったり、SNSやインターネットで情報を集めれば集めるほど、夢はどんどん膨らんでいきます。
ただし忘れてはいけないのは、広告は「モノを買ってもらうための手段」だということです。
本当に必要なものは何か?
お金をかけてでもどうしても叶えたい要望があるなら、その一方で、
・本当は必要ではないのに
・あって当たり前だと思い込んでいるもの
・他の家にあるからという理由だけで採用しようとしているもの
こうした部分がないか、一度立ち止まって考えてみてください。
削れるところを見つけることも、立派な家づくりの選択です。
心の会計をコントロールしながら、後悔のない家づくりを
金銭感覚が狂いやすい家づくりだからこそ、心の会計を意識しながら進めることが、将来の暮らしを守ることにつながります。
無理のない予算で、本当に大切なものを大切にする家づくりを。
では、また。




