吹き抜けのメリットとは?寒い・地震に弱いは本当?後悔しないためのポイントを解説
2026.03.17
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はじめに
「吹き抜けって、正直なにがいいの?」
家づくりの打ち合わせをしていると、よくいただくご質問です。
なんとなくおしゃれなイメージはあるけど、実際のところどうなのか分からない。
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな吹き抜けについてメリットと注意点、そして後悔しないための考え方をお伝えします。
吹き抜けのメリット① 光が奥まで届く
吹き抜けの一番の魅力は、やはり「光」です。
通常の窓の高さだけでは届きにくい光も、吹き抜けをつくることで高い位置からしっかり取り込むことができます。
その結果、リビングだけでなく、家の奥まで明るさが広がるんですね。
特に、周囲に建物がある土地や、南向きでない土地でも明るさを確保しやすくなるため、設計の自由度がぐっと上がります。
吹き抜けのメリット② 家全体があたたかくなりやすい
「吹き抜けって寒そう…」
そう思われる方も多いですが、実はこれは半分正解で半分間違いです。
たしかに、断熱性能が低い家だと、暖かい空気が上に逃げてしまい、寒く感じやすくなります。
ただし、高気密・高断熱の住宅であれば話は別です。
暖かい空気は上にあがる性質がありますが、しっかり断熱されていればその空気が逃げず、家全体にゆるやかに循環します。
つまり、吹き抜けがあることで上下の温度差が少ない、快適な空間になるというわけです。
吹き抜けで気をつけたいポイント|耐震性との関係
一方で、注意しておきたいのが「耐震性」です。
吹き抜けをつくるということは、床の一部がなくなるということ。
つまり、構造的には弱くなりやすい要素でもあります。
そのため、設計次第では耐震性が下がってしまうケースもあります。
ただし、これは「吹き抜け=危険」という話ではありません。
例えば今回のお家では、梁を適切に配置し、しっかり補強することで耐震等級3を確保しています。
大切なのは、デザインだけでなく、構造まで含めてきちんと考えることです。
吹き抜けで後悔しないために大切なこと
ここまでお話ししてきたように、吹き抜けにはメリットもあれば注意点もあります。
だからこそ大事なのは、「なんとなく良さそう」で決めないことです。
・なぜ吹き抜けをつくるのか
・どんな暮らしをしたいのか
・そのためにどんな性能や構造が必要か
こうした点を整理したうえで選ぶことで、後悔のない家づくりにつながります。
よくある質問(FAQ)
吹き抜けは寒いですか?
高気密・高断熱の住宅であれば、寒くなりにくいです。
暖かい空気が家全体に循環するため、上下の温度差も少なくなります。
吹き抜けは地震に弱いですか?
設計によっては耐震性が下がる可能性があります。
ただし、梁などで適切に補強することで十分に対応可能です。
吹き抜けはやめたほうがいいですか?
一概にそうとは言えません。
暮らし方や家の性能、設計によって向き不向きがあるため、目的を明確にしたうえで判断することが大切です。
まとめ
吹き抜けは、光や開放感といった魅力がある一方で、性能や構造とのバランスが重要になる要素でもあります。
だからこそ、見た目だけで判断するのではなく、「なぜ採用するのか」をしっかり考えることが大切です。
家づくりは、選択の連続です。
もし迷ったときは、一度立ち止まって「暮らし」や「お金」の視点から整理してみるのもひとつの方法です。
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では、また。



