共働き夫婦のお財布は別々で大丈夫?家計管理で大切なのは「未来のお金」を共有すること
2026.09.01
共働き夫婦のお財布は別々で大丈夫?家計管理で大切なのは「未来のお金」を共有すること
こんにちは、三協建設の堀内裕輔です。
家づくりやライフプランのご相談の中で、よくいただく質問があります。
それが、
「夫婦のお財布は、一緒にした方がいいですか?」
「共働きなので、今は別々に管理していますが大丈夫ですか?」
「生活費だけ出し合う形でも、お金は貯まりますか?」
というご相談です。
共働きのご家庭では、ご夫婦それぞれに収入があり、それぞれが口座を管理しているケースも多いと思います。
・毎月の生活費だけを出し合って、残りはそれぞれで管理する
・住宅ローンや教育費など、大きな支出だけ一緒に考える
・完全にひとつの財布にして、夫婦で家計を管理する
いろいろな形があります。
では、夫婦の財布は一緒にした方がいいのでしょうか。
結論から言うと、財布の管理方法に正解はありません。
財布を一緒にすれば必ずお金が貯まる、というわけではありません。
反対に、財布が別々でも、しっかり将来のお金を準備できているご家庭もあります。
では、その違いは何なのか。
大切なのは、財布を一緒にすることではなく、夫婦で未来のお金を共有できているかどうかです。
CONTENTS
本当に大切なのは「財布」ではありません
家計管理というと、
「財布を一緒にするべきか」
「夫婦別々でもいいのか」
「どちらが貯まりやすいのか」
という話になりがちです。
もちろん、管理方法も大切です。
ただ、それ以上に大切なのは、これから必要になるお金を夫婦で共有できているかどうかです。
例えば、
・教育費をどう準備するのか
・老後資金をどう考えるのか
・住宅の修繕費をどう積み立てるのか
・車の買い替え費用をどう準備するのか
・家族旅行や帰省費をどう考えるのか
こうした将来のお金が夫婦で共有できていないと、財布が一緒でもお金はなかなか貯まりません。
一方で、財布が別々でも、
「毎月これだけは将来のために積み立てよう」
「教育費はこの口座で準備しよう」
「住宅修繕費は毎月いくらずつ分けておこう」
という共通ルールがあれば、家計は安定しやすくなります。
つまり、問題は財布が一緒か別々かではありません。
未来のお金について、夫婦で同じ方向を向けているかどうかです。
お金を使う順番を変えるだけで、家計は分かりやすくなる
家計管理でおすすめしている考え方があります。
それは、お金を使う順番を決めることです。
順番としては、
1.将来のためのお金を先に準備する
2.毎月の生活費を使う
3.残ったお金を自由に使う
この流れです。
多くの方は、毎月の生活費や自由に使うお金を先に使い、残ったら貯金しようと考えます。
でも、この方法だと、
「今月も結局、あまり残らなかった」
「気づいたら貯金できていなかった」
「何に使ったか分からないけど、お金が減っている」
という状態になりやすいです。
だからこそ、先に将来のお金を分けておく。
・教育費
・老後資金
・住宅修繕費
・車の買い替え費用
これらを先に準備して、残ったお金で生活費と自由費を考える。
この順番にするだけで、家計はかなり分かりやすくなります。
教育費は2つに分けて考える
将来のお金の中でも、特にご相談が多いのが教育費です。
教育費というと、ひとまとめに考えがちですが、実際には性質の違うお金があります。
大きく分けると、
・毎月かかる教育費
・将来準備する教育費
この2つです。
ここを分けて考えると、家計管理がしやすくなります。
毎月かかる教育費は、生活費として考える
まず、毎月かかる教育費です。
例えば、
・保育料
・習い事
・塾代
・学校で必要な費用
・給食費
・部活動にかかる費用
こうしたお金は、毎月の生活費の中で考える必要があります。
お子さまが小さい時期と、小学生、中学生、高校生では、かかるお金の内容が変わります。
保育料が終わったと思ったら、習い事が始まる。
習い事が増えたと思ったら、塾代がかかる。
部活動や学校行事で、思ったより支出が増える。
このように、子どもの成長に合わせて教育費は変わっていきます。
だから、毎月かかる教育費は一度決めたら終わりではありません。
生活費の一部として考え、毎年見直していくことが大切です。
大学費用などは、将来準備する教育費として考える
一方で、将来に向けて準備していく教育費もあります。
例えば、
・大学の入学金
・大学の授業料
・教材費
・パソコン購入費
・受験費用
・一人暮らしをする場合の仕送りや住居費
こうしたお金は、ある時期にまとまって必要になる可能性があります。
そのため、毎月の生活費とは分けて、少しずつ準備していくことが大切です。
愛知県のように、自宅から大学へ通学するケースを想定する場合、ひとつの目安として、
・国公立大学:約300万円
・私立大学:約600万円
くらいを考えておくと、準備のイメージがしやすいと思います。
もちろん、進学先や学部、自宅通学か一人暮らしかによって必要なお金は大きく変わります。
・理系か文系か
・私立か国公立か
・県内か県外か
・自宅から通えるのか
・一人暮らしが必要なのか
条件によって金額は変わります。
ただ、まったく分からないまま不安になるよりも、まずはひとつの目安を持つことが大切です。
その上で、預貯金やNISAなど、ご家庭に合った方法で少しずつ準備していく。
教育費は、早めに全体像を知っておくことで、かなり考えやすくなります。
財布を一緒にしても、未来が共有できていなければ不安は残る
夫婦で財布を一緒にすると、収入と支出が見えやすくなるというメリットがあります。
・家計全体を把握しやすい
・貯蓄状況が分かりやすい
・無駄な支出に気づきやすい
こうした良さがあります。
ただ、財布を一緒にしただけで、家計が自動的に整うわけではありません。
将来必要なお金を決めていなければ、結局、残った分だけ貯める形になってしまいます。
・教育費はいくら準備するのか
・老後資金はいくら必要なのか
・住宅の修繕費はどう考えるのか
・車は何年ごとに買い替えるのか
ここが曖昧なままだと、財布が一緒でも不安は残ります。
管理方法よりも先に、未来のお金を整理することが大切です。
財布が別々でも、ルールがあれば家計は整えられる
反対に、財布が別々でも問題ないご家庭もあります。
例えば、
・毎月の生活費はそれぞれ決まった割合で出す
・教育費用の口座に毎月一定額を入れる
・老後資金は夫婦それぞれで積み立てる
・住宅修繕費は共通口座で管理する
・ボーナスの一部は将来資金へ回す
このように、夫婦でルールを共有できていれば、財布が別々でも家計は管理できます。
大切なのは、お互いが何にいくら準備しているのかを把握できていることです。
「相手が貯めていると思っていた」
「なんとなく大丈夫だと思っていた」
「将来の話をちゃんとしていなかった」
こうなると、後から不安が大きくなります。
財布を別々にするなら、なおさら未来のお金については共有しておく必要があります。
家づくりでは、夫婦のお金の共有がとても大切です
家づくりは、夫婦でお金のことを話し合う大きなタイミングです。
住宅ローンを組む
頭金をどうするか決める
毎月の返済額を考える
土地や建物にかける予算を決める
こうしたことを考える時、夫婦のお金の状況が見えていないと、判断が難しくなります。
例えば、
「今の家賃と同じくらいなら払えそう」
と思っていても、教育費や車の買い替え、老後資金、住宅修繕費まで考えると、本当にその返済額で大丈夫かどうかは変わってきます。
家を建てることだけを考えれば、借りられる金額は見えてくるかもしれません。
でも、家を建てた後の暮らしまで考えるなら、夫婦で未来のお金を共有しておくことが欠かせません。
家づくりで大切なのは、建てた瞬間の満足だけではありません。
建てた後も、無理なく暮らし続けられること。
そのためにも、夫婦でお金の話をしておくことが大切です。
お金の話は、何から話せばいいか分からない
とはいえ、夫婦でお金の話をするのは、簡単なことではありません。
「相手に聞きにくい」
「収入や貯金の話をどこまで共有すればいいか分からない」
「話すとケンカになりそう」
「そもそも何から話せばいいか分からない」
という方も多いと思います。
お金の話は、正しさだけで進めるとしんどくなります。
だからこそ、まずは責める話ではなく、未来を考える話として始めるのがおすすめです。
「家を建てた後も、旅行は楽しみたいよね」
「子どもの教育費は、どのくらい準備しておきたい?」
「車の買い替えって、何年後くらいにありそう?」
「老後はどんな暮らしをしたい?」
こうした未来の話から入ると、夫婦で話し合いやすくなります。
家計管理は、相手のお金の使い方をチェックすることではありません。
家族の未来を一緒に考えることです。
まとめ|夫婦の財布は別々でも大丈夫。大切なのは未来を共有すること
夫婦のお財布は、一緒にしてもいいですし、別々でもいいです。
どちらが正解ということはありません。
大切なのは、管理方法ではなく、夫婦で未来のお金を共有できていることです。
・教育費
・老後資金
・住宅修繕費
・車の買い替え
・家族旅行や帰省
・家を建てた後の生活費
これから必要になるお金を夫婦で整理し、
「毎月いくら準備すれば安心なのか」
「何を優先したいのか」
「どんな暮らしを続けたいのか」
が見えてくると、お金の不安は小さくなります。
財布を一緒にするかどうかは、その後に決めれば大丈夫です。
まずは、未来のお金を夫婦で共有すること。
そこから始めてみてください。
くらしとおかねの学びばでは、家づくりの前に、住宅ローン、教育費、老後資金、家計管理、資産形成など、暮らしとお金を一緒に整理するご相談を行っています。
「夫婦でお金の話をしたいけれど、何から話せばいいか分からない」
「家を建てても大丈夫か知りたい」
「教育費や老後資金まで含めて、家計を見直したい」
そんな方は、夫婦で未来のお金について話し合うきっかけを、一緒につくってみませんか。
くらしとおかねの学びば 代表:堀内裕輔 / 運営:三協建設株式会社
よくある質問
Q. 共働き夫婦は財布を一緒にした方がいいですか?
財布を一緒にするか、別々にするかに正解はありません。大切なのは、教育費、老後資金、住宅修繕費、車の買い替えなど、将来必要になるお金を夫婦で共有できていることです。
Q. 財布が別々でもお金は貯まりますか?
はい。
財布が別々でも、毎月いくら将来のために積み立てるか、教育費や老後資金をどう準備するかなど、夫婦で共通ルールを決めていれば家計は整えやすくなります。
Q. 教育費はどのように準備すればいいですか?
教育費は、毎月かかるものと将来準備するものに分けて考えるのがおすすめです。
保育料、習い事、塾代などは生活費として毎年見直し、大学費用などは預貯金やNISAなど、ご家庭に合った方法で少しずつ準備していきます。
Q. 家づくり前に夫婦で話し合うべきお金は何ですか?
住宅ローンだけでなく、生活費、教育費、老後資金、住宅修繕費、車の買い替え、家族旅行や帰省費なども話し合っておくことが大切です。
家を建てた後の暮らしまで考えて、無理のない予算を決めることが重要です。
Q. 夫婦でお金の話をする時、何から始めればいいですか?
まずは、相手のお金の使い方を指摘するのではなく、将来どんな暮らしをしたいかを話すのがおすすめです。
家、教育、旅行、老後など、大切にしたい未来を共有すると、必要なお金も整理しやすくなります。




