三協建設株式会社

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パーフェクトな土地って

2019.2.1
お金・設計・仕様

今、所有している土地がある方や

ご実家の土地に家を建てようと

お考えの方以外は、

家を建てる際に土地から探すことに

なるかと思います。

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ 堀内です。

 

どんな土地が「いい土地」なのか?は

人によって異なると思います。

 

自然あふれる環境で暮らしたいのか

利便性の高い場所で暮らしたいのか

お子さんの学区を変えないことを優先したいのか

通勤がラクになるエリアで探したいのか

 

いろいろな価値観があると思います。

どれが正解ってものはありませんよね。

 

さて。

家づくりで一番最初にしなくてはいけないことは

お金について考えることです。

 

まず、自分はどれだけの金額を

土地にかけることができるのかを

算出しなくてはいけません。

 

もちろん、

これはよくある「資金計画」という名の

住宅ローン返済計画からはじき出すのではなく・・・・

 

あなたが「生涯においてつかってもよい住宅予算」はいくらなのか。

住宅ローンはどんなタイプを選んで、

どんな返済戦略を立てて、総支払金額はいくらになるのか。

「家の本当の値段」の構成を把握して、

どれだけの金額が表面的に見えているもの以外にも

かかってくるのかまで計算した上で、

土地代はいくらまでなのか?ということです。

 

その土地の予算を元に

あなたは、あなたが思う「いい土地」を

探すことになります。

 

あなたが「いい土地」だと思う環境については

それぞれの価値観によって違うと思うのですが、

その他の土地自体の条件の部分で、

これから挙げるような項目は

ほぼ大半の人が「いい土地」だと

思うような項目ではないでしょうか。

 

✔日当たりが良さそうな土地

✔️南向きの(南側が道路に面した)土地

✔️道路が広く車の出し入れがしやすそうな土地

✔️車の駐車スペースがあって、庭がつくれるぐらいの広さの土地

✔️真四角で家が建てやすそうな形が良い土地

✔️環境が良さそうで、雰囲気が明るい土地

 

土地を探している他のほぼ大半の方も

これを「いい土地」と思っているわけなので、

欲しいと思う人も多いことでしょう。

 

と、なると市場の原理ですよね。

需要があるなら、価格を下げなくても

買いたいという人は出てきますから

当然、価格は高くなるでしょう。

 

そうなると、あなたが土地にかけてもよい予算を

大幅に上回ってしまう・・・ということにも

なるかもしれません。

 

えぇ~・・・・じゃあ私は

「いい土地」は買えないの・・・?

と、ガッカリしないでください。

 

そもそも。

パーフェクトな土地ってものは

存在しません。

 

土地を探している他のほぼ大半の方が

「いい土地」だと思っているであろう

“南側が道路が面していて

日当たりが良さそうな

形が良い土地”だったとしても、

パーフェクトな土地なわけではありません。

 

だって、日がよく当たるなら

全部の部屋が明るくなりそうでしょ?

洗濯物もよく乾きそうだし。

快適に暮らせそうじゃない?

って、思われますよね。

 

でも現実は、必ずしもそうとは限りません。

その理由についてお伝えしていこうと思います。

 

まず、南側が道路に面した土地で家を設計する場合、

一般的な間取りでは、部屋の全てを

日差しがたっぷりと注がれそうな南側に配置します。

そして、それらの部屋の南面には

大きな窓をつくります。

 

よく見かける間取りですから、

イメージしやすいのではないでしょうか?

 

この場合、イメージの通り

建築途中や、お引き渡し時点では

とても明るい家であることに

間違いはないでしょう。

 

「家自体」は明るい家ですが、

いざ実際に人が暮らし始めるとどうなるでしょう。

 

まず初めにほぼ全員が

カーテンをそこに設置します。

きっと透明ガラスを使っているでしょうから、

いくら明るくても、外から家の中が

丸見えなのはちょっと困りますもんね。

 

多くの人が「いい土地」と思うような

人気がある価格が高めの土地を買い、

明るくて過ごしやすい家にするために

お金を出して大きな窓をたくさんつくったのに。

 

またもや高いお金を出してその窓にカーテンを購入し、

明るさを殺してしまうことになってしまうのです。

 

しかも、それだけでは南側の道路からの

防犯面やプライバシー面でまだ不安があるので、

庭に高いお金を出して塀をつくったり、

植栽をたくさん植えたり。

 

ほぼ大半の方が

「いい土地」だと思っているであろう条件の土地で

人気があるため価格交渉ができなかった

土地代は他の土地と比べると割高でした。

 

そこにプラスして、カーテン費用や

さらには外構費用もかさんでくるということになるので、

トータルでかかる費用は大幅に高くなってきてしまいます。

 

それなのに、想像していた程は

家の中は明るくなくて、

日中も照明が必要だったり。

 

南側につくった大きな窓も

開けられなければ、

風通しどころの話ではなかったり。

 

・・・じゃあ、どんな土地がいいの?

と、思われますよね。

 

パーフェクトな土地が存在しないということは

どんな土地にも何か妥協しなくてはいけない

ポイントがあるということです。

弱点となるような部分は

どんな土地にもあるということです。

 

だったら、どんな土地でも

その土地のメリットとデメリットの

両方をうまく利用した設計ができれば・・・?

「その土地で」一番快適に暮らせる

設計ができれば・・・?

 

わざわざ多くの人が「いい土地」と思うような

価格の高い土地を買わなくてもよいということになります。

 

パーフェクトな土地というものは

そもそも存在しないのですから、

ないものを探す必要はありません。

 

弱点も含めての土地です。

その弱点を個性に変えてあげられるのは

設計の力です。

 

あなたが「生涯においてつかってもよい住宅予算」の中で

あなたが最大限に暮らしやすい家が建てられる土地こそが

「あなたにとってのいい土地」ということになります。

 

ですので、一般的に言われている「いい土地」像に

振り回されて、土地に必要以上のお金を

使わないようにしていただければと思います。

 

 

設計の力ってどんな力?と思われたあなたは、

建築家から直接、設計についての話を

聴くことができる「失敗しない賢い家づくり勉強会」へ是非!

 

どんな土地でも、

その土地に合わせた暮らしやすさをつくる設計とは

実際にどんなものなのかを知ると

土地の探し方もガラリと変わると思いますよ。

 

では、また。

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