三協建設株式会社

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図面には表せない職人技

2019.5.29
つくる会社として

「職人技」というと

どんなものを思い浮かべられますか?

 

何もないところから生み出される

繊細な彫刻や、細やかな細工など

息を飲むような技を思い浮かべられる方も

多いかもしれませんね。

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

先日、お客様から

お庭のリフォーム工事のご依頼がありました。

 

「庭の草や木の手入れがとても大変なため、

今後のことを考えてすっきりとさせたい。

また、庭の一部を駐車場にしたい。」

というご希望でした。

 

とても広いお庭をお持ちのため

草むしりや樹木のお手入れに

非常に労力がかかるとのことでしたので、

今後のお手入れが楽になるように

また次世代の方に負担とならないようなお庭とするために

工事を実施させていただくこととなりました。

 

駐車場については、

あらかじめ机上で計画を立てることができます。

このようなイメージで・・・という図面やプレゼンを

ご提案することができますし

その図面に従って、工事を実施できます。

 

しかし、“今ある樹木や庭石を一部残してすっきりさせる”

というご要望についてはどうでしょう。

樹木が生い茂っている現状では

その下にどんな庭石があるのか分かりませんし、

図面に落とし込むことも難しいです。

 

ですから、

「残したい木はこれとこれ」

→「既存樹木①:撤去」「既存樹木②:利用」

・・といった打ち合わせ内容のみで

現場の状況に合わせて工事を行うこととなりました。

 

いわば、“やってみないと分からない”という状況ですので

お客様は「一体どんな仕上がりになるのだろう?」と

少しご不安な思いを抱きながらの工事スタートだったかと思います。

 

 

そしてこちらが、その工事後の写真です。

駐車場部分については

もちろん、図面通りの仕上がりです。

 

そして、お庭の部分は

職人の長年の経験や勘によって

今ある樹木や庭石をうまく使って

つくりあげたものです。

 

 

お客様もこの

仕上がりをとても喜んでくださいました。

 

無から有を生み出す、

繊細な彫刻や、細やかな細工など

いわゆる「職人技」と呼ばれるものだけでなく、

長年の経験や技術を、

現場に合わせていかんなく発揮できる、

こういった技も

机上で図面には描けない

身近にある「職人技」なのだと

あらためて気づかせてもらった現場での体験でした。

 

では、また。

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