三協建設株式会社

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その家は誰のための家ですか?

2019.8.23
暮らしを考える

今、もしあなたの

お父さん・お母さんが

家を建てることになったら

どんな家を建てると思いますか?

 

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

「孫を連れて子どもが遊びに来た時にそなえて

2階に子ども部屋を子どもの人数分と寝室。

各部屋にも収納をたっぷりと。

1階には客間とリビングと水廻りを・・。」

 

お子さんが独立され

これから体力も低下してくるであろうご両親が

こんな家の計画を立てていたら

子どもであるあなたは反対しませんか?

 

でも同じ家の計画を

今のあなたが立てていたら、

きっと誰も疑問に思わないことでしょう。

 

そんなの当たり前でしょう?

と思われますよね。

それはこの家が

住む人を限定している

という意味でもあります。

 

しかし、あなたもいずれ

親の年代になります。

その時になったらこの家を

建て替える前提でしょうか。

 

住宅ローンを払い終わったころに

また大きな出費をして

大規模リフォームをする前提でしょうか。

 

もちろん、そのころに

金銭的に大きな余裕があれば

その選択肢もあるでしょう。

しかし、そうではない場合が

ほとんどではないでしょうか。

 

子育て期間中のあなたが考える家は

住む人を限定している

「子育て期間に特化した家」である可能性が

とても高いのです。

 

子どもに不便な思いをさせないように、

子どもに快適な広い部屋を与えてあげたい。

 

私たちの親世代は

「ある」こと・「持つ」ことが

幸せの象徴であったり

そういった価値観が一般的だった世代です。

 

その親世代に与えられてきた

私たちは、親と同じように子供に

与えてあげたいと思うのは

自然な流れなのかもしれません。

 

しかし、価値観は多様化し

「幸せ=与えること」 だけでは

なくなってきました。

 

子どもの生き抜く力を養うために

あえて「十分を与えない」という選択肢を

選ぶ人も増えてきました。

 

そして。

あなたが子どもを大切に思っているように

子どももあなたを大切に思うことでしょう。

 

もし、あなたが「子どものため」を思って

老後に不便になる家を建てるとして、

子どもは将来それを嬉しく思うでしょうか?

 

自分が巣立った後の家に親が

不便な思いをしながら暮らしているのを見て

嬉しく思うのでしょうか?

 

「子育て期間に特化した家」に

子どもが巣立った後に、

不便な思いやガマンをしながら暮らすのか。

 

その時々に使い方を変える

「生涯対応型の家」で

子どもが巣立った後もトータルで見据えるのか。

 

その時にそこに暮らしている人のための家で

あってほしいと思うのです。

 

では、また。

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