三協建設株式会社

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家づくりの前に現実を知っておくということ

2019.12.4
お金・設計・仕様

家づくりをする時には

今とちょっと先の未来のことだけでなく

その先のことまで考えた上で

計画を立ててくださいとお伝えしています。

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ/一宮スタジオ 堀内です。

 

それは、

お金の面でも、間取りの面でも

言えることなのですが、

そもそも、現実をちゃんと知っておくことから

始めなくてはいけないのかもしれません。

 

今年は令和元年。

平成から令和へと

時代が変わった年でもありましたが、

消費税が日本で初めて導入されたのは

平成元年のことでした。

 

若い世代の方は

もしかしたら、導入時のことはご存じないかもしれませんね。

3%から始まり、5%、8%を経て今年10%になったこの消費税。

 

単純に2000万円の家を建てるとしたら、

30年前に比べると、200万円も建築費用が高くなっている

ということになります。

 

また、上がっているのは税金だけではありません。

物価もじわじわと上がっています。

軽自動車といえば100万円以下で買えていた記憶がありますが

今では200万円近い価格帯が当たり前になっています。

 

もちろん、性能も昔に比べるとはるかに向上しているとしても

わずか30年という間で、

今まで必要なかった費用がかかるようになったり、

物価が上昇して負担が上がっているということですよね。

 

少子高齢化問題がより深刻化する今後は、

さらなる負担が必要になるかもしれないことを想定した上で、

家づくりを考えるようにしなければいけません。

 

さらに、可処分所得がどんどん減っていくかもしれません。

 

というのも、

年金制度が出来て間もない1965年は、

20歳〜64歳の方たち9.1人で

65歳以上の高齢者1人を支えていたのですが、

47年という時を経た2012年時点では、

2.4人で高齢者1人を支えなければいけなくなりました。

そして、それに伴って、社会保険の負担が徐々に上がっていっています。

 

しかし、この状況は、これからもどんどん悪化し、

2050年には1.2人で高齢者1人を支えなければいけなくなると言われており、

そうなれば、さらに社会保険の負担が上昇し、

結果的に、給料の手取り金額がどんどん少なくなっていき、

自由に使えるお金(可処分所得)が大幅に減ってしまう・・・

ということになります。

 

と、なると・・・家にお金を掛け過ぎないということは

とても重要なことになってきます。

 

家を持てば固定資産税もかかるようになるし、

火災保険料だって定期的に必要になります。

また、家を長持ちさせるためにも、

計画的にメンテナンス費を積み立てしておくようにすべきです。

 

まずは、しっかりとしたライフプランシミュレーションを実施して

こういった未来を他人事としてではなく、あなた自身のこととして

見える化すること。

 

そして、その結果を十分に理解した上で

今後の人生の地図を描き、

土地や家に予算を掛け過ぎない家づくりを

行っていただければ・・と思うのです。

 

では、また。

 


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