三協建設株式会社

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家のランニングコストを抑えるために

2020.11.23
お金・設計・仕様

家は建てたら終わりではありません。

家づくりの際は、

最初にかかる土地費用や建築費用、

外構工事や庭の費用といった

イニシャルコストばかりに気をとられがちではないでしょうか。

しかし同時に、今後ずっとかかり続ける

ランニングコストのことも考えることが大切です。

 

これから先、30年、40年、50年、60年・・・

その家に住み続けていくわけですが、

その間に、家を維持していくための様々な費用が掛かるからです。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

 

ランニングコストには、

継続的にかかり続けるコストが2つと

スポット的にかかるコストが2つあります。

 

まずは、継続的にかかり続けるコストから。

 

継続的にかかり続ける費用には、

「固定資産税」と「光熱費」の2つがあります。

この2つのコストは、

死ぬまでずっと払い続けなければいけない費用です。

 

それゆえ、この2つの費用についても、

家の価格と同様に

最小限に抑えられないか?を考えなければいけません。

 

固定資産税の場合であれば、

購入する土地面積を少しでも小さくするとか、

建てる家の面積を少しでも小さくするとか、

そもそも住む地域を見直すなど、

考えられる工夫をすることによってです。

 

光熱費の場合であれば、

断熱性能を高めるのはもちろん、

それに加えて、家を出来るだけ小さくする

という手段が考えられますよね。

 

廊下をなくしたり、部屋の広さを見直したり、

あまり使わない部屋をなくしたりすることで、

無駄な面積をカットすることによって

冷暖房効率を高めるというわけです。

 

続いては、スポット的にかかる費用について。

 

家を美しく保ち、かつ長持ちさせるためには、

定期的にメンテナンスをしなければいけないのですが、

外部塗装をする場合、足場も含めると

150万円〜200万円ぐらい掛かってしまいます。

 

また、30年も使えば、

キッチンや風呂といった住宅設備品の取り替え時期となります。

もしこのタイミングで

足腰が不安になってきて1階だけで暮らしが完結できるように・・と、

増築までするようなことになると、

さらに余分なコストが掛かってしまうため、

そうならないように最初から間取りを考えておくことも大切です。

 

このスポット的に掛かるこの2つのコストを、

最小限に抑えることが出来る住まいとして

「平屋」があります。

 

メンテナンスコストに関しては、平屋にすれば、

足場なしでも塗装工事が出来るかもしれませんよね。

これだけでも、20万円〜30万円ものコストがカット出来ます。

 

また、シンプルノートの家のように

家の正面から窓や余分な部材といった要素を排除すれば、

そもそも家が汚れにくくなるため、

メンテナンス周期を長くすることも可能になります。

 

家の正面が汚れていると、もちろん自分たちも気になりますが、

訪問販売のリフォーム会社から

狙われやすくなってしまいますからね。

 

増築費用に関しては、

平屋にしておくだけで全て解決します。

 

平屋にしておけば、

子どもたちが家を出て居なくなった後、

子ども部屋を有効に使えるようになるからです。

 

つまり、わざわざ増築して、

1階に新たに部屋をつくる必要がないというわけですね。

 

とはいえ、多くの方が「平屋は建築費用が高い」

と、思い込んでしまっているため、

また「平屋は土地が広く必要だから土地代も高くなる」

と、思い込んでしまっているため、

現実的な選択肢とならないのではないでしょうか?

 

ランニングコストは落とせたとしても、

そもそもイニシャルコストが高くつくのでは、

そもそも意味がないのではないか・・・と。

 

その2つの勘違いについては、

別の機会に詳しくお伝えしていきたいと思います。

【平屋は本当に高いのか?】

【平屋を建てるのに広い土地はいらない?!】

 

では、また。

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