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ちょうどいい小さな家

2018.9.5
お金・設計・仕様

もし、あなたが家の予算を抑えたいと考えたとき、

「家の面積を小さくすること」は最も容易で有効な手段です。

しかし、そうする場合には

乗り越えなければいけない壁が2つあります。

 

この2つがクリア出来れば、

小さくても暮らしやすい、ちょうどいい住まいを

実現することが出来ますが、

この2つの壁は、あなたにとってなかなか高く

クリアすることが困難な壁かもしれません・・・

 

“ちょうどいい住まい”を実現するために

乗り越えるべき2つのポイントとは?

 

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ 堀内です。

2つの壁についてお伝えする前に、まずは

小さい家が一体どれくらいの広さなのか?ということから。

 

私個人が考える広さは、25坪~28坪ぐらいです。

実は4人家族であれば、これぐらいあれば

充分な広さと収納を確保することが出来ます。

そして、それぐらい小さく出来れば、

200万円~300万円は少ないコストで

同レベルの性能を維持した住まいづくりが出来ると思います。

 

では、まず一つ目の壁。

【「小さい」ということに対するネガティブな感情】

 

世間一般的には、大きな家=立派な家という固定概念があります。

この概念は、田舎であればあるほど強く浸透していると思われます。

(土地も広ければ広いほど立派であるという概念もありますしね)

それゆえ、小さな家という言葉の響きが、

ネガティブに聞こえてしまいやすいことは、否めない事実でしょう。

 

また、家を小さくすると、

「お金に余裕がないから小さな家しか建たなかったんじゃないか・・」とか、

「あんな小さい家を建てて・・」

と周囲に思われてしまうかもしれないという思いを

心の中に抱いてしまうものです。

いわゆる“見栄”ってやつですね。

 

この意識をどうクリアしていくのか?

ということが家を小さくする上で

実は最も大切な部分になってくるわけです。

 

「周りと相対的に比較しないようにしたらいい」

と言われれば、それだけの話なんですが。

そうは言われても、人の感情というものは、

理屈ではコントロール出来ないものです。

頭では分かっていても、このネガティブな意識を取り除くことって

意外に難しいんですよね・・・

 

そして二つ目の壁。

【作り手(住宅会社)の設計力が必要になってくる】

 

実は、設計において家は小さくなればなるほど、

設計・間取りが難しくなってくるものなのです。

ただ、単純に小さくすれば良いってわけじゃありませんからね。

 

単純に小さくしただけでは、

収納は少ない。

部屋は狭く感じる。

使いにくい。

そして暮らしにくい。。。という家になってしまいます。

 

無駄を省くことで家全体の面積は小さくしながらも、

空間を広く見せつつ、

かつ収納も充分に確保しつつ、

現在も、また将来も暮らしやすい設計・間取りにする。

これが作り手側に求められるスキルだと思います。

これは、とっても大切なポイントです。

 

また、家を小さくしようと思えば、

「脱〇LDK」の考え方も非常に大切な要素となってきます。

 

一般的には、LDK以外に和室・寝室・子供部屋を人数分という

いわゆる4LDKを中心とした間取りの概念が

すっかり浸透してしまっています。

しかし、この概念を壊さないことには、

家の面積を小さくすることは出来ません。

部屋数を保ったままで、部屋の広さを小さくしたり、

収納を削ったりすれば、ただ狭いだけの

暮らしにくい家になってしまいます。

 

この「〇LDK」という固定概念を取り除いていただくこと、

つまり住まい手となるあなたにもご協力いただくことも、

必要不可欠な要素になるわけです。

 

でも、この2つの壁がクリア出来れば、

コストパフォーマンスにも暮らしやすさにも優れた家づくりへ

1歩近づいたとも言えます。

 

以上を踏まえつつ、広さもコストも背伸びしていない、

あなたにとって“ちょうどいい住まい”づくりを

実現していただければと思います。

では、また。

 

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