三協建設株式会社

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車の所有の当たり前を疑ってみる

2022.3.7
お金・設計・仕様

私たちが暮らす愛知県は、車社会であり

1人に1台、車を所有するのが

当たり前となっているような環境でもあります。

 

車を持ち続けていくためには、

一体どれくらい維持費がかかるのか、

計算したことはありますか?

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

現実を知るのはちょっと怖い気もしますが、計算してみますね。

では仮に、車1台あたりの平均金額が300万円で、

7年ごとに車を買い替えると仮定して、計算していってみましょう。

 

この場合、毎月の車両分割代金は、

約35,700円となります。

(無金利で計算しているので

ローンで買う人はさらに金利が加わります)

 

そして、車を維持していくためには、

この他、ガソリン代、保険代、車検代、

タイヤやバッテリー交換といったメンテ代、

自動車税、などがかかるのですが、

 

ガソリン代:毎月10,000円

保険代:年間50,000円

車検代:2年ごとに100,000円

自動車税:年間34,500円

メンテ積立代:毎月3,000円(仮)

 

として試算してみると、

車両代とは別に

毎月約24,200円がかかることになります。

 

つまり、車を1台所有するには、

ざっと計算しただけでも

毎月約60,000円かかるというわけです・・・。

驚きですよね・・・

 

仮に、あなたが住みたい地域が、

交通の便が悪い場所だとしたら、

1人に1台車を所有せざるを得ないとは思いますが

勤務先まで公共交通機関か自転車で通えそうな場所に

暮らそうとお考えなのであれば、

車の所有の仕方は、

1人に1台ではなく、1家に1台という選択肢も

あってもいいのかもしれませんよね。

 

利便性が高い場所で暮らすとなれば、

土地価格も割高になるし、

結果、家づくりの負担も高くなってしまうからです。

 

例えば、土地の価格が坪30万円の地域だとしたら、

車の台数を1台減らすことが出来れば、

土地の面積を約5坪減らすことが出来、

それだけで150万円土地の負担が減ります。

 

かつ、その資金をローンでまかなう予定だとしたら、

さらに、それにかかる利息を、

30万円ほど圧縮することが出来ます。

 

また、土地の面積が小さくなれば、

それほど大きな額ではないかもしれませんが、

その分、土地の維持費として掛かり続ける

固定資産税も安くなります。

 

そして、なにより

車の所有台数を減らしたことによって浮いたお金を、

老後や教育のための貯蓄に回すことが出来ます。

 

今後は1つの会社で

ずっと勤め続けられる可能性も低くなるし、

1つの仕事をずっと続けられる可能性も低くなります。

つまり、昇給も当たり前でなくなれば、

手厚い退職金も当たり前でなくなるというわけです。

また、会社や職種が変われば給料はリセットされるし、

むしろ今よりも下がる可能性すらあります。

 

かつ、そんな中でも高齢化社会の影響を受けて

社会保険料や税金が上がり続けていくため、

手取りが減り、さらに厳しくなるかもしれません。

その上、コロナ対策で財政出動したお金を

回収するために確実に増税がやってくるでしょうしね。

 

それゆえ、これらを織り込んだ上で、

これからの暮らしを設計していかないといけません。

そして、そのために出来るだけ

固定費を減らすことが必要不可欠だと思います。

 

仮に、車の所有を1家に1台に減らし、

固定費を毎月6万円削ることが出来たとしたら?

かつ、土地や家の予算を圧縮することで、

600万円削ることが出来、

ローン返済を毎月2万円削ることが出来たとしたら?

 

あなたの家計の負担は大きく減り、

心にゆとりを持ちながら仕事をし、

不安を緩和しながら日々暮らしていくことが

出来るのではないでしょうか?

そして、子供たちや自分たちの老後のために

貯蓄していくことが出来るのではないでしょうか?

 

これはあくまでも考え方の例の一つですので

生活環境によっては当てはまらない場合もあると思いますが

このように、今、当たり前のように持っているものの

所有の是非について、考えてみるのも一つの方法ではないでしょうか。

 

では、また。

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