三協建設株式会社

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合理的に考える家づくり

2022.5.23
お金・設計・仕様

現在の日本人の平均寿命は、

男性が81歳で女性が87歳と言われていますが、

家づくりをする時には、

この年齢まで暮らすことを前提として、

部屋の広さや多さ、

そして間取りのつくり方を考えなくてはいけません。

 

つまり、現在あなたが30歳だとしたら、

そこで50年間住み続けることを前提として、

現在あなたが40歳だとしたら、

そこで40年間住み続けることを前提として、

その間ずっと住みやすく、

かつ、家にかかるコストを最小限に抑えられるように

計画するということですね。

こんにちは。シンプルノート 熱田/一宮スタジオ 堀内です。

多くの方が「今」の状況を中心に、

家族が最も多い時期に合わせて

間取りを考えてしまいがちです。

それにより将来、確実に部屋を持て余すであろう

大きな家をつくってしまうことになります。

 

すると、いつかは夫婦2人だけになるあなたの家は、

将来、使わない部屋があふれた家になってしまいます。

 

使わない部屋だらけにしないために

1つの用途としてしか使わないだろうと考えられる部屋は、

別の用途として兼ねて使えないか?

ということを考えながら、

家づくりをすることをオススメしています。

 

それにより、家の面積をカットすることができ、

結果、家づくりのコストがカット出来るからです。

 

広さや部屋数について、

まず考えていただきたいのが

“こども部屋”です。

 

こどもは、まだ小さいうちは

自分の部屋をプライベートスペースとして使うことは、

ほとんどありませんよね。

 

そして、思春期となる中学生ぐらいになれば、

やっと自分の部屋を、

プライベートスペースとして使うようになりますが、

それも束の間で、ほとんどのこどもが

進学や就職をキッカケに、

卒業と同時に家を出て行くようになります。

 

そう考えると、こどもが自分の部屋を

充分に使ってくれる期間は、

せいぜい8年〜15年ぐらいのものです。

あなたがそこで暮らす

40年〜50年という期間の中で。

 

ですので、こどもがプライベ―トスペースとして、

自分の部屋を使う以外の期間は、

別の用途として使えないか?ということを、

考えていただきたいと思っています。

 

そこは、こどもが幼い時期に

あなたの親御さんが泊まりに来た時の

寝室として使えるでしょう。

そして、将来は収納として使えるし、

あるいは、自分たちの寝室として使えるし、

親御さんを招いて一緒に暮らすことも出来ます。

 

つまり、こども部屋を

うまく使えるように設計すれば、

 “客間はいらない”ということになります。

客間の用途をこども部屋が兼ねるからです。

 

また、こども部屋自体も

“あまり広くつくる必要はない”

とも思えるようになります。

こどもたちはやがて必ず出て行くし、

その後の利用用途を考えても、

そんなに広いスペースは必要ないからです。

 

家の面積が大きくなれば、

その分家のコストは高くなります。

現在は、以前に比べて、

家の性能や材料原価も高くなっているので

なおのことです。

 

家づくりを合理的に考えることによって、

無駄な面積をカットしていただき、

最小限のコストで暮らしやすい住まいを

つくっていただければと思います。

 

では、また。

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