三協建設株式会社

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家の正面を美しく保つために

2022.7.29
お金・設計・仕様

外観を可能な限り長く美しく保つために、

「汚れにくい」「汚れが目立ちにくい」外壁を選びたい

とお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

もちろん、外壁に使用する材質によって、

汚れの付着しやすさや汚れの目立ち度合いに違いはあるし、

一見同じように見える素材でも、

仕上げの仕方、グレードによって

汚れるスピードもけっこう違ってくるものなので、

そういったことも配慮しつつ選ぶことは大切です。

 

でももちろん、そこには予算との兼ね合いも出てきます。

コストとのバランスも考えながら、

外壁選びをする必要がありますよね。

 

たとえ汚れにくい外壁を使用したとしても、

外で雨風にさらされ、直射日光を浴びているわけですから

それなりには汚れてくるものです。

 

外壁の素材といえば、

窯業系のサイディング、吹付塗装、ガルバニウム鋼板、

塗り壁、タイルなどが一般的ですね。

この中で、タイル以外の素材は紫外線劣化します。

タイル自体は焼き物ですし、メンテナンスが

いらないと思われている方もいらっしゃいますが、

タイルとタイルの隙間(目地)から、

雨漏りをしないということではありません。

 

住宅を長持ちさせる(住宅寿命を長くする)ためには

定期的なメンテナンスは必要なものなのです。

 

外壁の素材に無駄に高い費用をかけ過ぎるよりは、

将来のメンテナンスに備えて毎月、

積み立てをしていっていただけるような資金計画の元での

家づくりをオススメしています。

 

さらに、出来るだけ家の顔を美しく保てるように、

SIMPLE NOTE(シンプルノート)の設計では

いくつか工夫を施しています。

 

✔️家の正面には出来るだけ窓をつけない

家のデザインによっては、設置することもありますが、

基本的には、玄関のある家の正面には、

窓をつくらないようにしています。

 

窓がないことによって、

窓の上に溜まったホコリや土などが、

雨の水で垂れながれることによって外壁に付着する

涙のような垂れジミを防ぐことが出来、

家の顔でもある玄関面を美しく保ちやすくなります。

 

✔️家の正面には換気扇をつけない

トイレ、洗面、お風呂には、換気扇が設置されるし、

キッチンのレンジフードの排気もどこかで抜かなければいけません。

しかし、換気口も窓と同じように、

換気フードの上に溜まったホコリや土などが、

雨によって垂れ流されることになります。

それが原因となって外壁が汚れることにつながるので、

それらの位置にも配慮する必要があります。

 

また、水回りの窓は、

高さもデザインもバラバラになりやすく、

家の景観を悪くする大きな原因となるので、

その点も配慮した上でプランしています。

 

✔️家の正面にはエアコンの室外機を設置しない

エアコンを設置するとなれば、

大きな室外機が外に置かれることになるし、

太い配管が外壁を伝うことになります。

この配管と室外機が家の正面にくるとなれば、

家の景観は悪くなってしまいませんか?

 

✔️家の正面には給湯器を設置しない

エアコンの室外機同様に、

エコキュートをはじめとする給湯器も、

家の正面に配置されるようなことになってはいけません。

結構汚れやすいので、それによってよけいに汚く見えますし。

しかし、給湯器がお風呂や洗面から離れ過ぎると、

お湯が出てくるまで時間が掛かることになってしまい、

日々の暮らしでストレスを感じることになってしまうので、

その点の配慮も必要です。

 

✔️家の正面に勝手口をつくらない

裏口となる勝手口が、家の正面に来てしまうと、

生活感丸出しの住まいになってしまいます。

そこにはゴミ箱にゴミ袋、それから外用のスリッパなどが、

散乱することになってしまうかもしれません。

そこから洗濯を干すとなれば、

洗濯物まで周囲から丸見えになってしまい、

景観が悪くなってしまうだけじゃなく、

防犯性まで悪くなってしまいます。

 

このようにSIMPLE NOTE(シンプルノート)では、

以上のようなポイントにも配慮しながらプランを

作成させて頂いているのですが、

実を言うと、換気扇の排気フードや雨樋、

それからエコキュートやエアコンの室外機などは、

住宅会社がつくってくれる立面図や家のパースなどには記載されないため、

実際に家が建つまで、気が付かないポイントだったりします。

 

なので、出来上がってみて、

「えっ?!なんかイメージと違うかも・・・」

みたいな悲しい状況になってしまったりするのです。

 

家を長く美しく保てるようにするためにも、

そして、なによりイメージ通りの家に仕上がるようにするためにも、

上記の事実も頭の中に入れながら、

設計図を見るようにしていただき、

後悔のない家づくりをしていただければと思います。

 

では、また。

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