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新年度も家事がラクな家づくり

2023.4.3
お金・設計・仕様

4月。新学期、新年度が始まり、

新しい生活が始まる方も多いのではないでしょうか。

新しく慣れない生活の中で日々の家事の負担は

できるだけラクにしたいものですよね。

 

今回は「家事がラクな間取り」という点について

お伝えしたいと思います。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

従来の考え方ですと、

家事動線のよい間取りというと、

キッチンと洗面脱衣室が近くにあって

それらを数歩で行き来できる間取りが

プランしてある場合が多かったのではないでしょうか。

 

もちろん、この2つのスペースは離れているよりも

近い方がいいと思うのは自然な流れです。

 

でも、洗濯という家事をよく見てみると

洗濯機が全てを自動でやってくれるわけではありませんよね。

 

もちろん、洗濯・乾燥まで自動でやってくれるものもありますが、

乾燥機能を使わないとしたら、

人の手で、干す&取り入れる、

さらに片づけるという行為が必要になってきます。

 

例えば、その干す場所が

2階のベランダだったとしたら、どうでしょう。

 

まず、水分を含んだ洗濯物というのは重量があります。

さらに冬物の服は分厚い分、

夏物の服より重い。

それを抱えて、階段を上がるわけですから

けっこう大変な作業です。

 

将来、あなたが年老いて

足腰が弱った時にも負担なく

同じようにできるでしょうか。

 

例えば、その干す場所が

キッチンや洗面にある勝手口から

外に出たテラスにあったとしたらどうでしょう。

 

2階に干しに行くよりは

移動距離は短くなりますね。

 

しかし、

洗濯物を取り込む作業に

意外に手間がかかることになるのです。

 

1.外履きに履き替えて、勝手口を出る

2.洗濯物を取り込む

3.置いておける場所まで、

キッチンや洗面を回り込んで移動する

 

もし、量が多くて一回で洗濯物を取り込めなかった場合には

1~3を何回か繰り返すことになってしまいます。

 

今、賃貸アパートやマンションにお住まいの場合

リビングから手を伸ばせば、洗濯物に手が届くという

環境である場合が多いのではないでしょうか。

 

今より広くなれば、

一戸建てになれば、

快適になることばかり!

 

家事動線のよい間取りと

言われているから、

きっと快適になるに違いない!

 

しかし、そうではない場合も

あるかもしれません。

 

あなた自身の生活スタイルを

考えてみて、

「2階のベランダや

勝手口を出たテラスに洗濯物を干すのは

今より大変になるかも?」

と、思われるようであれば、

こんな方法もあります。

 

「中庭に洗濯物を干す。」

 

洗濯物を干すのも数歩で行ける。

そして取り込むのも数歩で行ける。

 

リビングからちょっと手を伸ばせば届く距離です。

それは賃貸アパートやマンションのベランダに

洗濯物を干す感覚に近いことでしょう。

 

さらにプライバシー性や防犯性も高い。

外だけど、外部からは見られない。

 

帰宅が遅くなり、外が暗くなった後になる場合、

外に洗濯物が干しっぱなしだと、「不在」と、

外部からわかってしまうという不安点もありますからね。

 

洗濯物一つをとっても、

色々な方法や、考え方があると思います。

 

これが正解というものはありません。

今まで家事動線のよい間取りといわれていたものが、

本当にこれからのあなたと家族にとって

家事動線のよい間取りなのかどうか。

ちょっと立ち止まって考えてみてくださいね。

 

では、また。

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