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地震に強い家ってどんな家?―平屋が選ばれる理由、知ってますか?

2025.05.23

今日は「耐震性」という視点から、“平屋という選択”について、じっくりお話ししていきたいと思います。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオの堀内です。

一宮市で家づくりを考えるとき、多くの方が「将来まで安心して暮らせる家がいい」とおっしゃいます。

その安心の大きなカギを握るのが、実は耐震性なんです。

 

そして、耐震性の高さで注目されているのが平屋の家。

「おしゃれ」とか「生活動線がラク」といったイメージだけでなく、構造的にも平屋は地震に強いというメリットがあるんですよ。

 

では、なぜ平屋は耐震性が高いのか?

その理由を3つに分けて、わかりやすくご紹介しますね。

 

理由①:平屋は“上からの重さ”が少ないから、地震の揺れに強い!

まずは構造上の違い。

2階建ての家って、当然ながら2階部分が上に乗っかっていますよね。

 

この2階には、寝室や子ども部屋だけじゃなく、納戸やクローゼットなどの収納もあることが多く、どうしても重たくなりがち。

一方で、1階部分はリビングなど広々とした空間をつくるために大きな窓を多用することが多く、壁の量が少なくなりがちなんです。

 

つまり、上は重く、下は支える力が弱くなってしまう。

このバランスの悪さが、地震の揺れでダメージを受けやすくする原因のひとつなんです。

 

それに比べて、平屋は構造がシンプル。

上に何も乗っていないから重さの負荷が少なく、揺れにくく、地震の力を受け流しやすいんです。

 

理由②:風の力にも強い。それが、平屋の見えない耐震力

「え?風と耐震って関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実は関係あるんです。

 

建物は、実は日々の“風”によっても揺れています。

特に2階建てのように高さがある家は、風の影響を受けやすく、少しずつですが、金物のゆるみや構造への負荷につながっていきます。

 

一方で、平屋は高さが低いため、風の影響を受けにくい。

だから長い年月をかけてもしっかり耐震性を保ちやすいんです。

 

見えないけれど、確実に影響してくる部分だからこそ、家の高さはあなどれないポイントなんですよ。

 

理由③:道路からの振動も、平屋の方が影響を受けにくい

家の近くに交通量の多い道路がある場合、実は車やトラックの通行によっても建物には振動が伝わっています。

 

これも日々積み重なると、少しずつ緩んでしまう要因に。

高さがある家ほど揺れ幅も大きくなりがちなので、そうした意味でも平屋の方が影響は少なくてすむんです。

 

とくに一宮市のように、国道や幹線道路が近いエリアでは、こういった振動への配慮も、安心のために大切な視点です。

 

地震が起きたあとの“暮らしやすさ”も、平屋が圧倒的に有利

万が一、大きな地震が起きた場合。

「揺れにくい」だけでなく、ダメージが小さくて済むという点でも平屋は有利です。

 

たとえば補修の必要が出た場合でも、2階建てより工事がシンプルで済みますし、避難や再生活のしやすさもまったく違います。

 

また、将来的に高齢になったときのことを考えると、2階への昇り降りが不要な平屋は、老後まで安心して住み続けられる家になります。

 

2階建てが当たり前」じゃなくて、「まず平屋を検討する」という考え方

もちろん、敷地条件やご希望によっては2階建てが必要になるケースもあります。

でも私たちは、敷地や法的条件がクリアできるなら、まずは平屋をベースに考えることをおすすめしています。

 

なぜなら、家族みんなの“安心・安全な暮らし”を第一に考えたときに、平屋という選択がベストになることがとても多いからです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

耐震性って、家の見た目や設備と違って“分かりにくい部分”かもしれません。

でも、だからこそ家の本質を左右する大事な要素だと思うんです。

 

平屋という選択肢が、あなたのこれからの暮らしに大きな安心をもたらしてくれるかもしれませんよ。

気になることがあれば、オンライン相談会でいつでも気軽に聞いてくださいね。

では、また。

 

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