注文住宅と分譲住宅はここが違う!後悔しない“家の買い方”とは
2025.10.24
 
      「そろそろ家を買おうかな」と思ったとき、みなさんはどんな選択肢を思い浮かべますか?
分譲住宅、マンション、中古住宅、そして注文住宅。
どれも同じ“家を買う”という行為のように見えますが、実はその意味するところはまったく違います。
こんにちは。三協建設の堀内です。
今回は、これから家づくりを検討している方に向けて、「分譲住宅やマンションを買う」ときと、「注文住宅を建てる」ときの本質的な違いをお話ししたいと思います。
CONTENTS
分譲住宅・中古住宅は「完成品を買う」買い方
すでに形として完成している分譲住宅や中古住宅は、いわば「出来上がった商品を買う」スタイルの家です。
多くのものの購入と同じで、購入前にその家の外観・間取り・設備などを実際に見て、確認してから購入することができます。
「どんな家をいくらで買うのか」
その中身も価格も、契約前にはっきりとわかっています。
つまり、完成したモノをそのまま手に入れるという、分かりやすく安心感のある買い方です。
価格の中に含まれているもの、含まれていないものも明確で、契約後に大きく費用が変動することも基本的にはありません。
(もちろん、諸費用や登記費用などは事前確認が必要です。)
注文住宅は「まだ形のないものを買う」
これに対して注文住宅は、まだ何もないところから“理想の家”をつくっていく買い方です。
土地を選び、間取りを考え、キッチンやお風呂、壁紙や照明まで、すべてを自分たちの希望で決めていきます。
自由度が高い一方で、「まだ存在しないものを買う」という点が大きな特徴です。
つまり、契約の時点では、完成した家を見られないのです。
この段階では、建築会社とお客様との間で“イメージしている家の形”が完全に一致しているとは限りません。
「契約後」に決めることが多いのが、行き違いのもと
多くの住宅会社では、契約をしてから、キッチンやお風呂、壁材、棚板、照明、コンセントの位置などを打ち合わせで一つずつ決めていく流れになっています。
そのため、契約時点では「おおまかなイメージ」しか固まっておらず、細部を詰めていく中で追加費用が発生したり、当初の予算をオーバーしてしまうケースも少なくありません。
「ここをもう少し広げたい」
「この素材をワンランク上げたい」
そんな“ちょっとした変更”の積み重ねが、大きな金額差につながることもあります。
注文住宅の“契約のタイミング”には要注意!
本来、家を「買う」ときには、すべての仕様や費用が確定した状態で契約するのが理想です。
しかし注文住宅では、まだ決まっていない状態のまま、契約が先に行われるケースが多いのが実情。
これは、住宅業界の“慣例”のようなもので、特別なことではありませんが、この仕組みを知らずに進めると、「こんなはずじゃなかった…」という後悔につながることもあります。
ですので、契約前に
・この金額には何が含まれているのか?
・希望を反映するといくら変わるのか?
・住める状態にするまでに他にどんな費用がかかるのか?
この3点はしっかり確認しておくことが大切です。
注文住宅は「足し算」ではなく「引き算」で考える
注文住宅の魅力は、なんといっても自由度。
でも、あれもこれもと“足し算”していくと、いつの間にか予算オーバーになってしまいます。
大切なのは、“引き算の家づくり”の考え方です。
理想の家は、豪華さではなく、予算の範囲内で自分たちの暮らしに本当に合った形で完成させること。
これが、後悔しない家づくりの第一歩です。
まとめ「家を買う」と「家を建てる」は、似て非なるもの
分譲住宅や中古住宅は、完成した“商品”を買うもの。
一方、注文住宅は、“これから形にする未来”を買うもの。
どちらが良い・悪いという話ではありません。
ただし、「同じ“買う”でも意味が違う」ということを知っておくことが、満足のいく家づくりにつながります。
私たち三協建設では、家づくりの前に“これからの暮らし”を一緒に考える時間をとても大切にしています。
家を建てることは、人生で一度きりの大きな決断。
間取りやデザインの前に、
「これからどんな暮らしを送りたいか」
「家づくりにどれくらいの資金をかけるのが自分たちに合っているのか」
をじっくり考えることが、後悔しない家づくりへの第一歩です。
そんな“暮らしとお金の基礎づくり”を学べるのが、私たちが開催している 「くらしとおかねの学びば」。
ライフプランの立て方や、家づくりにかかる費用の考え方など、これから家を建てる前に知っておきたい知識を、気軽に・わかりやすく学べます。
「まだ家づくりは先だけど、いつか建てたい」そんな方にもきっと役立つ内容です。
ぜひ、お気軽にご参加ください。
では、また。




 
        