三協建設株式会社

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その要望についてくるコストは?

2018.11.2
お金・設計・仕様

家づくりを考えるにあたって、

要望にはコストがついてきます。

ということを、何度もお伝えさせて頂いております。

 

収納を面積として多くすることは

もちろん可能ですが、そこにはコストが

ついてきます。

 

・・・と、いった感じで。

 

どんなコストがついてくるの?

と、思われたでしょうか。

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

なかなか、イメージしにくいですよね~。

 

では。

今、賃貸アパートに住んでいらっしゃる方、

家賃はいくらですか?

何LDKの間取りですか?

広さはどれだけありますか?

収納の広さはどれだけありますか?

その収納には何がしまってありますか?

もし、収納に入りきらないモノが

部屋の中に積まれている場所があれば、

そこの部分の面積も測ってみましょう。

 

まず、あなたが住むスペースには

コストが発生していますよね。

家賃というとてもわかりやすい状態で。

 

その家賃を広さで割ってみてください。

そうすると、1㎡あたりの賃料がでますよね。

もちろん、キッチンやトイレや洗面やお風呂や

各種住宅設備の分は余分にかかっていることに

なりますが、今回はそれはとりあえず無視しておきましょう。

コストをとらえる練習として、

純粋に広さだけで考えてみます。

 

そして、収納の広さにその1㎡あたりの賃料を

掛けてみましょう。

 

そうすると、あなたが毎月、

モノをしまうために

賃料として支払っている金額が出ますね。

 

イメージ的に小さな貸し倉庫を

部屋に付属させているような感じでしょうか。

 

広くなれば、なるほど

月々の費用は高くなります。

 

収納にもコストがかかっているっていうのが

数字として実感しやすい方法ではないでしょうか。

 

もっと言うならば、

今の生活の必需品ともいえる

冷蔵庫も、洗濯機も、テレビも、

設置するためには

スペースが必要です。

そのスペースにだって

コストはかかっているということなのです。

(テレビは最近は壁掛けも増えてきましたね)

 

 

さて。

賃貸と違って、

家を建てるということは

全て自分のものになるということです。

 

そうなると。

ちょっとでも広い方が

いいんじゃないか。

ちょっとでも多い方が

いいんじゃないか。

 

と、思うのは自然なことですよね。

 

しかし。

持ち家にも、もちろんコストは

かかっています。

目に見える部分でも、

目に見えにくい部分でも。

 

 

まず、収納量を面積として多く確保するということは

その分、床面積が多くなるということです。

 

と、なると家自体がその分大きくなることになります。

家自体が大きくなった分、外壁も床材も諸々の部材も

その分増えることになります。

 

家自体が大きくなった分、

購入する土地もその分広くなることになります。

 

家と土地が大きくなった分、

支払う固定資産税も増えることになります。

 

家と土地が大きくなった分、

借入する住宅ローンが増え、

支払う住宅ローン金利も増えることになります。

 

家自体が大きくなった分、

それを管理するための手間も増えるということになります。

 

家自体が大きくなった分、

家の中の移動距離も長くなるということになります。

移動距離が長くなるということは、

家事動線も長くなるということになります。

 

・・・・といったコストが

ついてくるワケなのです。

 

えっ?そこまでイメージしていなかった?

 

そうですよね。。。

どうしても、

分かりやすく目に見える部分だけに

注目しがちです。

 

しかし、実際には

目に見えにくい部分にも

必ず、コストはついてくるものなのです。

 

そのコストと比較しても

叶えたい要望なのか、どうなのか。

そんな視点から、

考えてみるようにしてはいかがでしょうか。

 

では、また。

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