三協建設株式会社

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平屋について勘違いをしていませんか?

2019.6.21
お金・設計・仕様

「平屋」ときくと、どんなイメージがありますか?

 

「平屋を建てようと思ったらかなり広い土地がいるんでしょ?」

 

こういったイメージをお持ちの方が

多いのではないでしょうか。

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ/一宮スタジオ 堀内です。

 

平屋を建てる場合でも、

本当はそこまで広々とした土地は必要ではなく、

実際のところ55坪~60坪ぐらいの広さがあれば、

ゆったりとした居住空間と、

駐車場スペースが確保出来るのです。

 

できたら2階建てより平屋の方がいいな~と思ったあなたが

「平屋」のイメージにとらわれて、

必要以上に広い土地を買ってしまった場合、

まず土地取得に要する費用が高くなってしまいます。

 

土地価格が安いエリアであり、

かつ資金的なゆとりがあれば

もちろん構いません。

しかし、土地価格が高いエリアとなると、

この出費増によって、家の予算を減らさざるを得なくなったり

今後の生活が苦しくなる要因になってしまいます。

 

不動産取得税もそれに連動して高くなります。

これは土地を購入した時の一度のみですが、

毎年かかってくる固定資産税は

60坪を上回る部分は、

60坪を下回る部分の2倍になるため、

継続的なコストまで

高くなってしまうことになります。

 

土地が広くなれば、

庭の工事費用も

それに連動して高くなることになります。

 

そしてなにより、

広い庭の維持管理を侮ってはいけません。

 

せっかく家を建てるんだから、

広い庭をつくってバーベキューをしたり、

子どもたちの遊ぶ場所にしたい!

 

家を建てるまでは、おそらくそう考えるでしょう。

 

しかし、

夏にかけてのこの時期の

雑草の生えっぷりはすさまじいものがあります。

 

夏場はジメジメ、ムシムシとした暑さの

この愛知県。

放っておけば、蚊をはじめとした虫たちの

温床になってしまいます。

草むしりをするにも、この暑さですから

早朝などの時間帯でないと

熱中症の危険も伴います。

 

こういった手入れ、維持・管理をする

労力と時間も踏まえた上で

庭の広さも考えなくてはいけませんよね。

 

このように、必要以上に広い土地を買ってしまうと、

土地に使わない余白が

たくさん出来ることになります。

そして、その部分に

余分な税金と、管理の手間と労力が

発生することになるのです。

 

ところで、なぜ

「平屋には広い土地が必要だ」と

思い込んでいる方が多いのでしょうか?

 

その大きな理由の一つは、

「周りが2階建ての家だから、

広い土地でないと、家の中が暗くなってしまったり、

プライバシーや防犯性が悪くなってしまうのではないか?」

というイメージではないでしょうか。

 

平屋は背が低い分、

周囲が2階建ての家である場合は

明るさの影響を受けやすい気がしますよね。

実際、設計によっては

あなたの想像通りの薄暗くて

どんよりした家になってしまうかもしれません。

 

土地を広くすれば、

光を遮る周りの家から

多少は家を離すことが出来ます。

そして、そこに大きな窓を設置すれば、

家の中は明るくなるような気がしますよね。

 

しかしながら、大きな窓を外周につければ、

外から丸見えの家になってしまいます。

プライバシーを守るために

カーテンを閉めっぱなしにすることになり

結局は光を遮断してしまうことになってしまうのです。

 

せっかく、わざわざ

土地や庭に余分なコストをかけたのにもかかわらず・・・。

 

平屋でも、2階建てでも。

日当たりが良さそうな土地でも、悪そうな土地でも。

 

“光”の採り入れ方次第で

家の中は明るくも、暗くもなります。

もし、あなたが平屋を建てたいと考えていても、

明るさとプライバシーを確保するために、

必要以上に広い土地を買おうとしないでください。

 

それは、あなたの限られた予算から

無駄な出費をさせるだけです。

 

明るくてプライバシーに優れた家に暮らすことと、

広い土地に家を建てることは

イコール(=)では、ない

ということを忘れないでくださいね。

 

では、また。

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