三協建設株式会社

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平屋を建てたいけど広い土地がない?

2022.4.25
お金・設計・仕様

御施主様のご厚意により

完成見学会を開催させていただきました。

「平屋がいいな~と思って」とお越しいただく方も多くなってきました。

以前よりも平屋の人気が高まっているように感じる今日この頃です。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

さて、平屋を建てられるような土地を探そうと思っても

家が建っていない状態の土地を見ていると

自分が持っていたイメージよりも

狭いな・・・小さいな・・・と、感じることはありませんか?

 

そして、この土地には2階建てしか建てることが出来ないと

決めつけてしまっていたり、

平屋を建てるにはもっと広い土地を探さなくては!

と思ってしまっていませんか?

 

例えば、平屋を建てようと思うと、

多くの方が、最低でも80坪は必要だろうし

出来れば100坪は欲しいかな?とお考えになることでしょう。

 

しかし、実際には、

50坪という広さがあれば平屋を建てることが出来るし、

土地の条件や建てる家によれば、

40坪代の土地でも平屋を建てることが出来るんです。

 

もし、あなたが住みたいと思うエリアに

50坪の土地があったとします。

そして、その地域では、

1階だけで土地の広さの60%までつくっていいと、

建築基準法で決まっているとします。

 

となると、その土地には、

最大で30坪という広さの平屋を建てることが出来ます。

 

これを前提として、

あとは、車をとめるスペースがどれだけ必要になるのか?

ということと、その土地が持つ条件を

考慮しながら間取りを考えていきます。

 

仮に、あなたがとめる必要がある車が

2台でいいのだとしたら、

2台分の駐車場だけ確保して、

残りの全てを家に使えばいいだけの話

というわけですね。

もちろん、30坪という面積を超えない範囲で。

 

とはいえ、仮に1階だけで30坪とれるとしても、

平屋よりも2階建てにした方が、

採光とプライバシーの両方が確保しやすいとしたら、

何が何でも、無理矢理にでも、平屋にする

というのもまた間違った考え方なので、

土地と暮らしに合わせてケースバイケースで

考えていただければと思います。

 

多くの方が、更地の土地を見た時、

どうしても狭く感じてしまうことから、

当たり前のように2階建ての家を考えてしまうし、

もっと広い土地を求めようとしてしまいますが、

現実は、意外にもそんな必要はなかったりします。

 

土地に余白をたくさんつくってしまったら、

庭の工事費用も余分に掛かるし、

後々、その維持管理のコストもかかってしまいます。

 

また、無駄に広い土地を買ってしまうと、

工事費用や維持管理の手間だけじゃなく、

生涯払い続ける固定資産税も

余分に支払わなければいけなくなります。

 

ですから、土地を決める時は、

自分たちだけで決めるのではなく、

また不動産屋さんにだけ相談するのでもなく、

住宅会社に見てもらい、そこで建てられる家を知った上で、

土地を決めるようにしていただければと思います。

 

もちろん、その住宅会社が、

平屋についてポジティブな考え方と

充分な知識を持っているかどうかを確認してから

ご相談するようにしてくださいね。

 

では、また。

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