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家計状況の変化と住宅ローン

2022.4.22
お金・設計・仕様

ここのところ、円安が進んでいますね。

経済や為替の専門家ではないので、円安が及ぼす影響について

説明できるほどの知識は持ち合わせていないのですが、

“今後、円相場で1ドル=130円の水準が続いた場合の家計への影響について、

みずほリサーチ&テクノロジーズのエコノミストが試算したところ、

2人以上の世帯では、食料品や電気代などエネルギー関連の支出が

平均で年間1万5000円余り増えると予想している。”

というニュース記事を見かけました。

こんにちは。三協建設 堀内です。

円安の影響だけでなく、原材料の高騰・物流コストの高騰などもあり

今年は様々なものの値上げが相次いでいますね。

トイレットペーパーをはじめとした日用品、小麦製品をはじめとする食料品、家電製品など・・。

 

コロナ禍を経て、収入状況が大きく変化したというご家庭も多い中、

家計の支出も増えるとなると、ますます先行きが不透明となり

不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

コロナ禍以前に住宅ローンを組まれた方は、きっと

こんな状況になることなど予測はしていなかったことでしょう。

その時の収入がずっと続くことを前提に

住宅ローンの審査を受けて、借入をしています。

 

でも、一転してこのような状況になった今、

家族が幸せに暮らしていくための家、

その住宅ローンの支払いが

かえって、暮らしを苦しくする原因になってしまいうることは

とても悲しいことです。

 

住宅ローンの「借りられる額」と「返せる額」は違います。

そして、「今」返せる額と、「未来」において返せる額は

違っているかもしれないということを

頭のすみに置いておいていただきたいのです。

 

せっかく家を建てるんだから、

できるだけ広い家を・・・

部屋数や収納は、できるだけ多く・・・

設備は少しでも豪華に・・・と思うのが、

誰しも、当たり前の気持ちだと思います。

 

家は建ててしまうと、やり直しがきかないものだからこそ

後悔しないためにも

妥協はしたくないと思われるのではないでしょうか。

 

しかし、どんな要望にもコストがかかっています。

目に見える部分でも、目に見えにくい部分でも。

 

例えば、収納スペースを少しでも広く確保するということは

その分、床面積が多くなるということです。

と、なると家自体がその分大きくなることになります。

家自体が大きくなった分、外壁も床材も諸々の部材も

その分増えることになります。

 

家自体が大きくなった分、

購入する土地もその分広くなることになります。

家と土地が大きくなった分、

支払う固定資産税も増えることになります。

 

家と土地が大きくなった分、

借入する住宅ローンが増え、

支払う住宅ローン金利も増えることになります。

 

家自体が大きくなった分、

それを管理するための手間や

メンテナンス費も増えるということになります。

 

どうしても、分かりやすく目に見える部分だけに

注目しがちですが、実際には目に見えにくい部分にも

必ず、コストはついてくるものなのです。

 

そのコストと比較しても叶えたい要望なのか、どうなのか。

そんな視点から、考えてみるようにしてはいかがでしょうか。

 

「少しでも・・」の積み重ねが、結果として

暮らしを圧迫しまうような状況になったら

逆に後悔してしまうことにもなりかねません。

 

叶えたい要望と予算のバランスをとることは

容易なことではないかもしれません。

 

でも、あなたと家族が

幸せに暮らしていくために建てた家が

将来、あなたと家族の負担となってしまうという

悲しい事態を招かないためにも

住宅ローンの「借りられる額」と「返せる額」をしっかり把握した上で

何を大事にしたいのか?何を叶えたいのか?を

ご夫婦で話し合って、書き出してみてはいかがでしょうか。

 

では、また。

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